風が呼んでる旋風児 銀座無頼帖
劇場公開日:1963年8月31日
解説
銀座旋風児シリーズの第六作。川内康範原作から「二階堂卓也銀座無頼帖 帰ってきた旋風児」の織田清司と保坂潔が共同で脚本を執筆「腰抜けガン・ファイター」の野ロ博志が監督したアクションもの。撮影は「野獣の青春」の永塚一栄。
1963年製作/82分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年8月31日
ストーリー
七億円のダイヤをめぐって、須田を首領とする邦人グループとアンダーソンを中心とする外国人一味の二つの密輸組織が張り合っている。ダイヤを手に入れた須田は医師田沼を脅迫、子分秋山を開腹手術してダイヤを縫い込み、なお田沼の口を封じるために長男厚司をさらって行った。銀座旋風児・二階堂卓也は、助手の政吉、京子と共に活動を開始、警視庁も動き出した。中村捜査課長は国外へ脱出しようとした秋山を捕えたが、アンダーソン一味の襲撃にあい、卓也が駈けつけたときは、秋山は殺されダイヤも奪われていた。翌晩の羽田空港で須田一味、ダイヤをかくし持って旅客機に乗ろうとするアンダーソンの手下、二階堂卓也と政吉の間に三つ巴の乱闘が展開、卓也はダイヤを奪いとり、数人の密輸団員は警官に逮捕された。つぎの朝、「ダイヤと交換に厚司少年を渡す」との電話が卓也にかかってきた。卓也は中村捜査課長にダイヤを手渡したが、再びアンダーソン一味に襲われてダイヤは奪い返された。田沼博士は一人息子を救ってくれと、卓也にすがる。卓也はアンダーソンが館山から香港へ飛ぼうとしているのを知り、中村課長と館山へ急行、死闘の後、ダイヤを手にモーターボートで指定の場所大森へ驀進する。卓也が、大森から警官の尾行をまきつつ、誘拐犯の指示通り隅田川べりの倉庫上に立つと銃声一発、卓也は河中へ真逆さま。しかし、油断して近づく須田に卓也必死のパンチが飛ぶ。厚司少年は無事に救出された。
スタッフ・キャスト
-
二階堂卓也小林旭
-
京子松原智恵子
-
政吉高品格
-
中村捜査課長梅野泰靖
-
田沼博士清水将夫
-
妻美津子高野由美
-
長男厚志佐藤公明
-
宮原看護婦松尾嘉代
-
須田正次郎深江章喜
-
平山八郎山田禅二
-
秋田浩介星実
-
九竜の鉄河野弘
-
チェンの安赤司健介
-
陳玉全衣笠真寿男
-
アンダーソンフランツ・グルーバー
-
ジョー黒田剛
-
スチーブペドロ
-
村瀬雪丘恵介
-
佐山長弘
-
署員小柴隆
-
大森病院看護婦佐川明子
-
空港係員A露木護
-
空港係員B山口吉弘
-
空港係員C樽井釉子
-
消防署員玉井謙介
-
警視庁指令室係員神山勝
-
ある病院医師河上信夫
-
ある病院看護婦橘田良江
-
刑事A緑川宏
-
刑事B村上和也
-
刑事C原田貢
-
ボーイ志方稔
-
テレビアナ藤村有弘
-
警察官A白井鋭
-
乗客A二木草之助
-
通訳中尾実
-
コック三杉健
-
タクシー運転手二階堂郁夫