暴力街(1963)
劇場公開日:1963年3月9日
解説
「狙い射ち無頼漢」の直居欽哉と横山保朗が共同で脚本を執筆、「第八空挺部隊 壮烈鬼隊長」の小林恒夫が監督したアクションもの。撮影は「裏切者は地獄だぜ」の西川庄衛。
1963年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1963年3月9日
ストーリー
長崎市、ある料亭で土地のやくざ香取組と亀田組の手打式が行われていた。四年前、倉田組幹部を刺殺した香取組代貸小木曽俊介が出所したのを機に、顔役の岩永が仲に入ったのである。だがこれは、近々新設予定の市民体育館に香取組の持つ興業権を狙って、倉田が岩永とうった大芝居なのである。刑務所暮しは俊介を誠実な男に変えていた。そんな彼を亡き香取組々長の娘陽子は好ましく思うのだが、留守を預かっていた弟分の影山には面白くない。組を思ってやっているつもりの恐喝やイカサマ賭博など、ことごとく邪魔するばかりか、頻繁におこる倉田組との争いも一向に手を出さない。背いた者には俊介の鉄拳が飛んだ。県会議員尾形の囲い者亜矢子は影山の情婦でもあった。体育館の利権を横取しようと策する影山は、倉田組が体育館のこけら落しにボクシングの興業をするという情報を掴んだ。尾形と亜矢子の密会をカメラに納め、これをネタに利権書を手に入れた。だが意気揚揚と引上げた影山を待っていたのは俊介の鉄拳だ。格闘する二人の間に割って入った陽子は影山をかばった。俊介は陽子と影山の関係に気付き逃げるようにその場を去った。影山は写真を岩永の所へ持ち込むが、奥から現われた尾形と亜矢子を見て総てが無駄となったことを知った。岩永は陽子と俊介の言伝てと偽り利権書を体育館に届けさせ、彰山と優子の偽装心中を策したが、影山は隙をみつけて陽子を逃がした。ヤケ酒をあおる俊介の許へ陽子が走り込んだ。体育館のリングの上で、影山は死んでいた。遺体を仏前に横たえた俊介は、長押の槍をはずし「香取組も今日限りだ、皆あすから真面目に働け」と一言、狂ったように留める陽子をふりきって独り死地へ赴いたのである。
スタッフ・キャスト
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小木曽俊介高倉健
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影山浩江原真二郎
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香取陽子三田佳子
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根本仙吉菅井一郎
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根本真紀本間千代子
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倉田政彦佐藤慶
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尾形敏郎三島雅夫
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緑川亜矢子筑波久子
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市ノ木一夫千葉真一
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市ノ木芳子菅井きん
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岩永完次沢彰謙
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紫田刑事殿山泰司
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烏潮健児
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鉄亀石征一郎
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サブ北川恵一
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吉岡部正純
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佐伯滝島孝二
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早田佐藤晟也
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千葉関山耕司
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三木久地明
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須藤沢田実
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ジプシー・サリー小林裕子
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梅川三五郎由利徹
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立会人い志摩栄
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立会人ろ内藤勝次郎
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立会人は八名信夫
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今泉藤山竜一
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高島大東良
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花崎新聞社長滝謙太郎
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花崎新聞社女事務員金子澄江
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質屋の親爺大野広高
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昌子伊藤慶子
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バスの乗客秋山敏
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岩永組の乾分A日尾孝司
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岩永組の乾分B山の内修
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岩永組の乾分C賀川晴男