殺人者を追え

劇場公開日:

解説

「銃弾の嵐」の監督古川卓巳と「気まぐれ渡世」の若井基成が共同で脚本を執筆、前田満洲夫が第一回に監督した刑事もの。撮影は「霧の夜の男」の萩原泉。

1962年製作/71分/日本
配給:日活
劇場公開日:1962年12月12日

ストーリー

数馬、宮下両刑事は強盗殺人犯菅原を追い、情婦藤井きぬのアパート9号館の隣棟で三日間張り込んでいた。午後やくざ風の川田、向井、健がある一室に押し入った。桜井の妻美子は驚き警報器にとびついたが無駄だった。数馬は現金輸送車警備中に売上金を強奪され銀行員まで殺されたので責任を感じていた。暫時たち、幼稚園の先生森園かおりが帰って来た。いい女房になるという宮下の言葉に数馬は否定した。彼には昔フラれた経験があったから。桜井が帰って来た。闖入者に抵抗したがかなわなかった。電話のベルが鳴った。管理人の碁の催促だった。夜は明けた。いつものように幼稚園の車がき、かおりは洸一を迎えに桜井の部屋に来たが、美子の青ざめた顔に気づかなかった。桜井は会社を休んだ。きぬに手紙が届いたが差出人不明で、彼女はかおりに手紙を見せた。表では向井と健がかおりをつかまえ聞き出そうとしていた。数馬はかおりを救けた。その日、きぬはキャバレーを休み駅へ行った。が、現われたのは彼女の子どもだった。そのころ、きぬの部屋に電話があった。向井はドアを蹴破り受話器を取った。菅原からだ。盗聴した宮下は団地の電話ボックスへ走った。が、宮下に発砲され倒れた。菅原は殺されていた。彼の死体を見たきぬの頬にキラリと涙が光った。数馬は逮捕した健を狂気のごとく殴った。そんな数馬をやさしくいたわったのはかおりだった。数馬はかおりによって人間の真実を初めて知らされた。向井と川田は幼稚園のバスで逃げるところを数馬の格闘でつかまった。アパートに平和が戻った。「世間にはいろいろなことがあるよ。そして、いろいろな人間がいる」数馬は宮下の言ったその言葉を何度も何度もかみしめていた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0もったいない

2020年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy