南郷次郎探偵帳 影なき殺人者

劇場公開日

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解説

島田一男の原作を石川義寛と「東海道非常警戒」の宮川一郎が脚色、「恋愛ズバリ講座」の石川義寛が監督した“南郷次郎”シリーズの第一篇。撮影は中溝勇雄。

1961年製作/85分/日本
配給:新東宝

ストーリー

証拠不十分で釈放された麻薬界の大物神崎の死体が発見された。神崎の弁護を引受けていた南郷次郎の事務所の電話が鳴る。若い女の声で、ホテルで助けを求めている。「私は殺される……」ホテルに急行した南郷弁護士の発見したものは、女の死体だった。後を警視庁の板チョウにまかせて電話のことばに従って、クロークにあずけてある鍵を受け取り、貸ロッカーから黒いハンドバッグを持ち出した南郷は、小田急に乗った。若い男が南郷に話しかけて来た。それを見つめているのはマダム風の女。箱根湯本からバッグを受け取った若い男を追っかけようとした南郷は、マダム風の女に呼止められ、芦の湖に行くように言われる。ボートで待っていた南郷は、全速力で突っ込んで来たモーターボートで、溺死させられようとする。その南郷を助けたのは素晴しい美人。彼女は名もつげずに立ち去った。翌日南郷からカバンを受け取った男の死体が発見された。男は会員証らしきものを持っていた。ホテルで殺された女は神崎の情婦と分った。箱根の男は彼女の弟だった。彼女が勤めていたバーをさぐった南郷は、箱根の美人がそこのマダムであることを知る。そして南郷は若い男たちからおどされた。翌日、バーのマダムも殺されていた。マダムが宝城寺商会の社長竜子から借金をしているのが分った。南郷の助手京子が、単身竜子に借金を頼みに行った。体を担保にして京子は借金に成功する。下着をきれいにして夜クラブに来ることを京子は命ぜられた。クラブで京子が渡されたカードは神崎の情婦の弟が持っていたカードと同じものだった。京子の連絡でクラブにきた南郷は、芦の湖で彼を救ってくれた美人を発見する。彼女こそ竜子だった。竜子を追った南郷はダンプカーで崖下へ転落させられた。クラブは板チョウらに手入された。板チョウから竜子の行先を聞いた南郷は病院を抜け出して竜子を追う。別荘に隠れた竜子は麻薬ボスから香港へ飛ぶように指令される。しかし飛行場には板チョウが待っていた。竜子はボスにはかられたのだ。竜子の手にピストルが。南郷の体あたりで板チョウは危く救われた。再び竜子を追った南郷の背後に、竜子の輩下が迫る。今度は南郷が板チョウに救われた。板チョウは笑いながら、竜子に自首前夜を南郷と過すことを許したのだった。

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