好色演技 濡れ濡れ

劇場公開日:

解説

一つ屋根の下に同居することになった若夫婦と中年夫婦が、互いに刺激しあってセックスに励む姿を描いたロマン・ポルノ。原作は川上宗薫のポルノ小説「好色演戯」。脚本・監督は「淫乱な関係」の白井伸明、撮影は「犯す!」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1976年製作/69分/日本
配給:日活
劇場公開日:1976年5月29日

ストーリー

新婚早々だというのにヤス子は、不意に侵入してきた見知らぬ男に犯され、不覚にも思わず喘ぎ声をもらしてしまった。ところが、運の悪いことに、そこへ夫の京太が帰って来て、それを見てしまい、彼はショックのあまり不能になってしまった。数日後、ヤス子と京太は、足立家にお手伝いとして住み込みで働くことになった。この足立と妻の紀枝の中年夫婦は、子供もなく、まさに倦怠期というところ。そこで紀枝の発案で、若い夫婦と同室して、自分たらの刺激剤にしようとしたのだった。夜になった。女中部屋に仕掛けた盗聴器から傍受したヤス子の喘ぎ声が、足立夫婦の寝室のラジオから流れ、久しぶりにハッスルする足立と紀枝。だが、ヤス子の喘ぎ声とは、不能の京太を何とか立ち直らせようと献身的に愛撫しながら燃え始め、果たせないヤス子が切なくもらす声たった。二人の住み込みの目的も実は足立夫婦のSEXをのぞいて、その刺激で京太の不能を直すつもりだったのだ。ある夜、ヤス子はマイク片手に派手に喘ぎ声をもらし、それを聞いて興奮している足立夫婦の激しい絡み合いを京太にのぞかせた。だが、何とか男性機能が復活したものの、演技からいつしか真剣にオナニーしているヤス子を見ると、たちまち萎えてしまった。友人のクマ夫と妻のモモ子が、何かと協力してくれるが、京太はダメだった。しかし、完全な不能というわけではなく、ヤス子以外の女とならば可能であるということが判明した。そんなある晩、足立夫婦は盗聴の声だけでは満足できず、より強い刺激を求めて、女中部屋をのぞきに行った。それに気がついた京太は、ヤス子を説得して、全裸で彼女が恥ずかしがるような体位で絡みあい、足立夫婦に見せつけた。強烈なシーンを見せつけられた中年の二人は、寝室に戻るのももどかしく、台所で抱き合った。その様子を、今度は京太がのぞいて興奮し、ヤス子の元へ一目散……、しかし、やはり無理だった。ついに我慢のできなくなったヤス子は、ヒステリックに欲求不満を京太にぶちまけた。そして、クマ夫が間に入って二人は別れることになった……。

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