性豪列伝 夜の牝馬ならし
劇場公開日:1973年10月5日
解説
セックスが抜群に強い男と女が捲き起す、艶笑喜劇。脚本は「大江戸性盗伝 -女斬り-」の桂千穂、監督は「女子大生 SEX夏期ゼミナール」の林功、撮影は「(秘)大奥外伝 淫薬おんな狂乱」の竹内茂三がそれぞれ担当。
1973年製作/67分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年10月5日
ストーリー
場末の麻雀屋を根城にしているユキは、店に来る客を相手にモグリ売春をやっているのだが、奇怪なことに、ユキを相手にした男は決まったように、二、三日後までには、死んでしまうか、ケガか破産するという。一方、その反対に、相手になった女は、全部仕事が順調になるという魔力を秘めている財前力という男がいた。ある日、財前が相手の女性たちのことをボロクソに言っている記事を読んだ彼女たちが怒り出した。そこで彼女たちは、ユキなら財前をやっつけてくれるだろう、とばかりユキを財前の部屋に送り込んだが、あまりにも汚いユキの服に、財前は手も出す気になれなかった。それでは、とユキは服を全部新調して、出直した。彼の泊っているホテルのレストランで、財前の現われるのを待つが、さすがの財前も、これが“ブタ娘”とののしって追い出したユキだとは気づかない。彼女の落したハンカチを捨ってやったことをキッカケに、同じテーブルに腰かけた財前は、食事が終るとユキを自室に誘った。財前は一回くらい損得ぬきでやろう、と自分に言いきかせながらユキに挑んだが、ユキは自分の相手になった男は不幸になると思うと復讐の言葉も忘れて、逃げ出した。が、数日後、ユキは財前に会いたくて、例のレストランへ行くと、財前もユキと同じ気持で来ていた。どちらともなく二人は結ばれた……。