ネオン警察 ジャックの刺青

劇場公開日:

解説

“女の警察”シリーズの続篇“ネオン警察”シリーズ第一作。脚本は「野良猫ロック セックス・ハンター」の大和屋竺と曽根義忠、監督は「盛り場流し唄 新宿の女」の武田一成。撮影は「スパルタ教育 くたばれ親父」の高村倉太郎がそれぞれ担当。

1970年製作/83分/日本
原題または英題:Sign of the Jack
配給:ダイニチ映配
劇場公開日:1970年10月14日

ストーリー

ネオンの下にうごめく夜の町。上岡組と十和田組という二つの暴力団が勢力を争そっていた。上岡組の組長は町でも顔役であり、不動産屋を経営する野田と結託して十和田組を潰しシマを拡げようとしていた。そんな事とは知らない十和田組は上岡組のかけてきた罠にかかり、その落し前として三千万円を支払わなければならなくなってしまった。そんな話を耳にした“ジャックの刺青”と異名をとる花村は、相棒の倉原と一緒に十和田組を救うべくこの町にやって来た。ジャックの刺青はシマ争そいに顔を出しては勝目のない組を盛り返し荒稼ぎするプロとして、この世界では恐れられていた。二人は早速、事情を知るために、代貸の多羅尾と会うが、その直後、上岡組の手にかかり組長と多羅尾は斬殺されてしまう。骨抜き状態になった十和田組は、組員の熱意により花村がしきることになり、必然的に上岡組に支払う三千万円の借金も花村の上にのしかかって来た。期限一週間後という瀬戸際に追いこまれた花村は、用心棒として上岡組に潜入していた倉原が持ち込んだ、上岡組のバックである関西暴力団の大御所が話している、“こんどは上岡組を始末するように”という内容のテープをネタに、三千万円の代償として上岡組に売ることを決心する。しかし、この計画は倉原の情婦の密告により失敗する。再び窮地に立たされた花村は、勝算のないことをさとり、組の解散を決意するが、倉原は単身、上岡組に乗り込み、殺されてしまう。怒りに燃えた花村は、上岡、野田のいる連合本部へと殴り込んでいった。

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