明日また生きる

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解説

ドキュメンタル・タッチの力作「非行少年」によって現代社会の矛盾は全て政治的なレベルの解決を待たねばならないことを、鋭く告発した河辺和夫が、取り組むメロドラマ。脚本は河辺と下飯坂菊馬が共同執筆、撮影は「キューバの恋人」の鈴木達夫が担当。

1970年製作/86分/日本
配給:松竹

ストーリー

カメラ工場に働く刈田まきには父親肇と折り合いがよくないが、心のやさしい、東京でダンプの運転手をしている兄勝利がいた。或る日、まきに伯母光子の世話で見合い話が持ちあがる。だが、東京からかけつけた勝利は、見合いをメチャクチャにしてしまう。まきを誰れにも渡したくないという気持ちが勝利の心の中にひそんでいた。この一件で、肇と勝利の断絶は決定的なものとなったが、祖母のそのだけは勝利の気持を理解した。一方、まきには前から好意を寄せていた同じ会社の組合の幹部石山という恋人がいた。しかし、野心家の石山はまきのことを深く考えてはいなかった。思い余ったまきは、勝利に相談した。勝利は、まきを妹としてでなく女として好きだったが、まきにたのまれ仕方なく石山と逢った。話しているうちに勝利は石山の態度に逆上し大喧嘩をしてしまう。さらに、数年前に交通事故を起し頭を強く打ったことがあった勝利は、発作を起こしてしまった。翌日、回復した勝利は、まきを誘ってトラックで遠出した。そして無心に眠るまきをみているうちに自制しきれなくなり、妹を抱いてしまった。「勝利に犯された」--と錯乱したまきは死を選んだ。そして、発作を起こし倒れている勝利を引きずって近くの湖へと運んだ。だが二人は助けだされてしまう。駈けつけた肇によって、まきは自分が肇の子供ではないことを知らされる。そして勝利のために尽そうと決めた。二人は幸福だった。しかし、或る晴れた日、ドライブに誘われた勝利は、発作を起し「まき」の名を呼びながら倒れてしまった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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