白昼の襲撃

劇場公開日:

解説

「野蛮人のネクタイ」の白坂依志夫と「死ぬにはまだ早い」の西村潔が共同で脚本を執筆し、西村が監督したハードボイルド・アクション。撮影は「喜劇 新宿広場」の黒田徳三が担当した。

1970年製作/89分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1970年2月8日

ストーリー

小さな運送屋の運転手修は、集金した一方円をポケットに突込むと愛人ユリ子の許へ走った。そして、ユリ子の踊るゴーゴーハウス「夜の海」で、少年院時代の仲間佐知男と再会した。佐知男は兄貴分と逢えたことに狂喜、一丁の拳銃を贈った。だが、過去のレッテルだけで社会に受け入れられぬ若者が握った拳銃。それは暴発せずにはおかなかった。ある日、海へ出かけた三人は、スポーツ・カーを盗もうとして失敗。修の拳銃は火を吐き、大学生を倒した。しかし、修も足に重傷を負ってしまった。その彼を救ったのは通りかかった鳴海だった。鳴海は服役中の佐伯の片腕だが実はテロリスト集団の一員で、佐伯のもとで自分の存在をカムフラージュし、組を利用していた。修はその鳴海の部下になった。だが、佐伯が出所すると彼の地位を狙う林ら一味との抗争が再燃。修は、鳴海の心魂を見破った佐伯の非情な命令を受けねばならなかった。鳴海が修の拳銃に倒され、修は彼の後釜として外国人バーの経営を佐伯から任された。その頃、大学生射殺事件の犯人を追う松本刑事の目が修をマークしていた。その動向に気づいた修は、佐知夫の友人でヨットを持つジョニーを加わえ逃亡の準備にかかった、修は佐伯を射殺し金を奪うと、夜明けの岸壁へ急いだ。だが、そこには厳重な捜査網がしかれていた。修に捨てられたユリ子が裏切りの報酬として当局に密告したのだ。捜査陣に向って射ちまくる三人の若い野獣、しかしそれも長つづきはしなかった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0日野皓正のトランペット

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 日野皓正のトランペットが空虚な雰囲気を見事に表現するオープニング。若者たちの価値観、安保や戦争についての取材を通してリポートする手法。ゴーゴー喫茶というよりサイケなイメージを残したジャズ演奏。  「国産のブランデーなんて飲めるか!ナポレオン持って来い!」と間違ったことを言う頭の悪い金持ちのボンボン。電話遊びでからかうものの、怒りがおさまらず車を盗もうとする。オサムもスパナで殴られ大怪我をするが、裏街道を歩くと言う鳴海(岸田)に助けられた。鳴海は学生運動のリーダーだったというが、どうみてもヤクザだ。その彼もヤクザの佐々木に殺されてしまい、人殺しの捜査員の尾行に恐れをなし、オサムたちは拳銃を入手したジョニーというサモアの男について国外逃亡を図ろうとするのだが、このあたりがどうも・・・  日野ジャズをメインにしてハードボイルドアクションを目指そうとしているのですが、どうもそのアクションがお粗末。岸田森をメインにしてもっとメッセージ色ある内容のほうが良かっただろうに・・・

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kossy

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