東京エロス千夜一夜

劇場公開日:

解説

欲求不満に悩む予備校生が夢想する“千夜一夜物語”の世界を描く。脚本は「潮吹き海女」の大工原正泰、監督は「団鬼六 縄と肌」の西村昭五郎、撮影も同作の山崎善弘がそれぞれ担当。

1979年製作/84分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年10月27日

ストーリー

予備校生の進堂発人、憧れのリカにはすげなくされ、家では父の佐馬人に勉強しろとどやされる。しかし、夜になると、若い後妻のあけみの、喜悦の声に、勉強どころではなく、思わず股間をしごきながら自慰にふける発人の前に、リカやあけみの白い裸体が幻想的に重なり合って来る。ある日、発人はリカを公園に呼び出し、襲いかかろうとするが、警官がやってきて、逃げようとして、ポッカリ空いた穴の中へ転落してしまった。気がつくと、そこは豪奢な建物の前の広い庭園のなか。発人を怪しい人物と思った女中のるみは、棍棒で一撃、股間を興奮させて、気絶してしまう。発人はるみの紹介でその家のボディガードとなった。ところが、その家の主人、荒木甚五郎ことアラジンは父・佐馬人に瓜二つ、おまけに、妻のみどりもあけみとそっくり。数日後、発人は秘書の八三と一緒に、みどりとるみを言葉たくみに抱いてしまうが、アラジンにその現場を目撃され、追い出されてしまった。道を歩いていて、小石を蹴ると小判の雨が降ってきて、発人はその金で荒甚商事を乗っ取り、美女を集めて会社をハーレムにした。その中にはリカそっくりのみきもいる。しかし、荒甚にリカを奪われた。彼女を救出して、敵の攻撃に危機一発のところを、アマゾネス軍団に助けられた。しかし、今度はアマゾネスに去勢されそうになる。ところが、女王シェーラが現われ、子孫繁栄を約束する男と、夢のお告げがあり、放免される発人と八三。それからというもの、裸女の乱舞に食傷気味の毎日、二人は逃亡を謀る。しかし、アマゾネス軍団の追撃に発人危うし、と、その時、どこからともなく父、佐馬人の声が……。

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