ピーマン80

劇場公開日:

解説

ぐうたら大学生が大怪盗と出会ったことから、一獲千金を夢見て、デパートの売上げを狙う姿を、コメディータッチで描く。「8時だョ!全員集合」「クイズダービー」などTVの高視聴率番組をブロデュースする東京放送の居作昌果がはじめて製作した劇場用映画で、撮影方式はECGンステムと言われる、VTRで収録したものをフィルムに交換する方法が採られている。脚本は松岡孝、かとうまなぶ、岡雄二の共同執筆、監督は居作昌果、撮影に相当するチーフ・カメラマンには松下紳など「8時だョ!全員集合」のスタッフがそれぞれ担当。

1979年製作/93分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1979年9月8日

ストーリー

三流大学三年の新井はアルパイトに明け暮れながらもけっこう楽しい生活を送っている。ある日、ラーメン屋の出前で豪華なマンションに行くと、そこで泥棒に出会い、逮捕に協力して名誉の負傷。そして、泥棒に狙われた銀行員の谷は、まったく優雅な生活を送っており、新井は傷の手当と称して居候を決めこみ、三食昼寝付きの留守番となった。隣りに住む君枝に、新井と谷は一目惚れする。さらに、谷に惚れて、しつこくアタックするファンキー・ガール、アンが出没する。数日後、新井は、谷が、銀行員どころか、日本一の大怪盗であることを知ってしまった。デパートの売り上げを狙う谷は、そのヤマは一人では無理と分ると、新井を誘った。軽薄な新井は一獲千金を夢見て簡単に話に乗る。慎重な計画と涙ぐましい予行演習。一方、警察も彼らの行動をウスウス気づいていた。実は、谷の部屋に忍び込んだ泥棒は、警視庁きっての敏腕刑事、伊東だったのだ。いよいよ決行の日、伊東をマイて、デパートに潜入、計画は見事に成功。ところが、その金を持って谷が新井を残して逃げ出した。後を追う新井、二人は河原を走り回る。その二人にラジコン飛行機が襲いかかってきた。谷と新井は金を放りだして逃げ回る。そこへ、君枝とアンが現われ、その金を持ち去って行く。ラジコンは君枝とアンが操っていたものだった。

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