吸血鬼ハンターD(1985)のレビュー・感想・評価
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何だかんだ魅入ってしまいました
OVA作品ですが「レダ」と一緒に劇場公開された作品。 レンタル屋でたまたま目に留まったのでつい借りてみました。 一番はキャラクターデザインを大きく変えた部分でしょう、これは賛否が分かれるのもわかります。が、個人的にはアリでした。 元々監督の絵が好きだったので、これはこれで新鮮な感じでしたね。 それと声ですね。塩沢兼人さんのぴったり具合がすごい。 作画は流石に時代を感じてしまう部分があり、これはDVDという仕様もあるんでしょうね。「レダ」がそうだったので、きっと配信なら音も画質もぐっと良くなっているのでしょう。 それと音楽はびっくりの小室哲哉、主題歌もTM NETWORKとです。 まだブレイク前だったんでしょうね。 段々と見せてくるDの正体や、それぞれのキャラに無駄がないのも良い。 物語は実に王道な作りだけど、何だかんだ魅入ってしまいました。
今観れば映像は古いが1本の作品として完成していると思う
原作をアニメ化する為に当時の全力をだしていると思う。 見始めるととにかくドリスが色っぽい。 原作が元々そう言う内容を書いているから当然だし。 襲ってくる敵も単純に生命だけを狙ってないのが明らかでイヤらしい。 身内が吸血鬼化したときが特に酷い。本音がダダ洩れだ(笑) 脇役も綺麗にキャラクターが立っており、やられキャラとしての存在感もある。「ゴーレム」と言うだけの台詞とか笑ってしまう。 対して伯爵の如何にもな吸血鬼感は昔のドラキュラをイメージさせるレトロさがあるが、やられキャラとして十分である。 その娘のプライドの高さも好きな人にはたまらないだろう。 そしてあの手である。 片手が動いて心臓マッサージとかさすが吸血鬼の世界。 もはや鬼籍に入った方々が何人も出ているアニメであるため、誰が貴重とか言うだけムダだが、永井一郎さんの演技は凄いと思う。
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