痴漢サギ師 まさぐる指先

劇場公開日:

解説

現代っ子ギャルが財テクに励みつつ、セックス・テクニックを利用して理想の男性を探し出すまでを描く。脚本は池田正一、監督は藤浦敦、撮影は水野尾信正がそれぞれ担当。

1987年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1987年9月19日

ストーリー

OLの沙弥加とシオリは金持ちのカッコイイ男と結婚することを夢みながら、日夜、男探しと財テクに熱中している。沙弥加が今夜ホテルの一室で抱かれている相手は佐久間という二枚目の会社社長の御曹子。彼は悪い女につきまとわれ別れるための手切れ金の工面を沙弥加に頼んでいるのだ。その女と完全に縁が切れたら年老いた父親の後を継ぐという佐久間の言葉を信じて沙弥加は金を渡した。一方、先輩のシオリにもいい男ができたようで嬉しそうに彼の話ばかりしている。ある日、沙弥加は佐久間のマンションを訪ねてみたが、入口でシオリと鉢合せ。二人は部屋に飛び込むが佐久間はすでに逃げた後だった。彼は詐欺師で二人をてんびんにかけ、お金を巻き上げていたのだ。傷ついた沙弥加は会社に休蝦届を出し、旅に出ることにした。雄大な景色を前に気分をよくしていた沙弥加の前に車が急停車し、助けを求めてきた。息も絶えだえの老人が死ぬ前に女の裸を見たがっているのだ。お金をくれると聞いてサービスする沙弥加。お礼をもらって一人海辺におりた沙弥加は疲れのため松林に張られたテントで寝入ってしまう。危うくザ・デストロイヤーのマスクをかぶった男にいたずらされそうになるが、研一というヒゲづらの男に助けられた。数日後、旅館で働き始めた沙弥加。ある夜、旅館の主人・金平、不動産会社社長・立花、経理の小沢の三人が集まって何やら密談している。観光道路の建設をめぐって村は賛成派と反対派に分かれており、その土地買収にからみ金平が暗躍していたのだ。沙弥加は独身の立花に目をつけ接近、彼の別荘で激しく愛し合った。沙弥加を追いかけてきたシオリはダンディな観光大臣秘書・徳大寺にメロメロ。沙弥加はある日、浴室の洗濯かごからデストロイヤーマスクを見つけ、小沢の正体を知る。徳大寺、立花、小沢は指名手配されている詐欺師グループだったのだ。実際に観光開発を計画していたのは海辺にテントを張っていた研一で、沙弥加が助けた危篤の老人は彼の父親だったのである。沙弥加は研一に惹かれ、シオリは旅館の息子・洋介に好意を抱く。二人の恋はまたも新しい展開を見せ始めた。

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