ピンクのカーテンのレビュー・感想・評価
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近親相姦という社会的憎悪を感じさせない日活ロマンポルノの傑作!!
作品が撮られた1982年はまさにバブルの絶頂期!?
近親相姦をテーマに「セックスに必要なのは愛か?それとも性欲・肉欲なのか?」を問いかけた作品でありながらその時代性か、あるいは近親相姦に現代のような罪意識が乏しかったのか? 意外な程あっけらかんとした形で作品は描かれている。
ジョージ秋山の原作は未見であるが、どこか陰惨なイメージが付き纏うにも関らずである。
美保純のまだ初々しさが残る演技と阿部雅彦の絶妙な距離感が作品にこの上ない緊張感を与えている、まさに日活ロマンポルノを代表する傑作!!
酔っぱらったら・・・
「今晩ぼくとセックスしない?」「ぼくはセックス上手いよ」などと笑わせてくれる三田村(望月太郎)。そんな男がいいのか?野理子。なんだか三田村といい、須藤(吉川敏夫)といい、変人ばかりだ。ある意味天真爛漫すぎる妹と純情すぎる兄(阿部)の物語。直子(萩尾)はヤクザっぽい兄と近親相姦の関係にあるという話を聞いて、かなり引いてしまう。そして、ついに悟も妹とドッキングか?と思わせておいて、寸前のところで止まってしまう。妹は相当酔ってたために記憶にないらしいが、深読みすれば、気づいていて忘れようとしているだけなのかもしれない・・・
美保純がとても魅力的!!
美保純がとても魅力的に撮れており、現在でもここまで綺麗なボディの女優さんはいないと思います。サンシャインの周りに高層建築がないため堂々たる佇まいで、西武線で出かけサンシャインでデートをする日々が微笑ましいです。ジョージ秋山原作なので結末も気になりますが、最後に期待した絡みはないので、当時大勢のファンがしょんぼりして劇場を後にしたのではないでしょうか。
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