鏡の中の悦楽
劇場公開日:1982年7月9日
解説
義姉に瞳れを抱く青年のアブノーマルな欲望を描く。蘭光生の同名小説を「セクシープリン 癖になりそう」の桂千穂が脚色、監督は「マダム・スキャンダル 10秒死なせて」の西村昭五郎、撮影も同作の山崎善弘がそれぞれ担当。
1982年製作/66分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1982年7月9日
ストーリー
不動産業を営む柴塔家には新婚の慎一と千沙子、慎一の弟で大学院生の潤二、家政婦・のぶの四人が住んでいた。千沙子は、この安定した生活にほぼ満足していたが、風呂場で獣のように彼女の肉体を求める慎一の性癖だけにはなじめなかった。弟の潤二も同様で、夜な夜な下の風呂場から聞こえてくる声に苦しめられた。ある日、潤二はマジックミラーを風呂場に取りつけ、兄夫婦の情事を覗いてしまう。慎一が出張中、千沙子が風呂場に行くと、珍しく潤二が風呂を洗っていた。千沙子も手伝っていると、いきなり潤二が背後から抱きしめてきた。驚いた千沙子は逃げようとしたが、欲望に狂った潤二の力の前では無力で、犯されてしまう。その後も二人の関係は続き、義姉と愛し始めた潤二は兄を殺す決心をかためた。ある夜、客が帰ると、慎一はいつものように千沙子を促して風呂場に行った。いやがる千沙子を無理に裸にすると、乳房のキスマークを発見し口汚なくののしった。その時、ナイフを手にした潤二が現われ、慎一に襲いかかった。