アウシュビッツ 愛の奇跡 コルベ神父の生涯
劇場公開日:1981年11月5日
解説
愛に生き、平和をかかげて死んだコルベ神父の足跡を描く。脚本・監督は「マザー・テレサとその世界」の千葉茂樹、撮影は河内豊英がそれぞれ担当。
1981年製作/96分/日本
劇場公開日:1981年11月5日
ストーリー
ポーランド人コルベ神父は一九三〇年、三十六歳の時、東洋への宣教を夢みて、二人の修道士とともに長崎にやってきた。すさまじいほどの極貧の中で、彼らは働いた。その結果、来日一ヵ月にして日本語版「聖母の騎士」を創刊。冬は火もなく、パンとお茶だけの生活に、乞食坊主とののしられ、戦時色が深まるにつれて敵性国民として警察にも監視される。三六年、神父はポーランドへ帰国した。三年後、ナチスドイツのポーランド侵攻、そして四一年、聖職ゆえ逮捕されアウシュビッツへ送られる。餓死刑が宣告され、狂乱する若い囚人の代わりに、コルベ神父が身代わりを申し出た。三週間後、コルベ神父は毒殺された。四一年八月十四日、彼があれほど尊敬した聖母マリアの被昇天祭前日のことであった、地下牢からは、たえず祈りと聖歌が流れ続け、「彼の顔は安らかさに満ち、輝いていた」と兵士は語った。
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