サンシロスの兇獣

解説

ズード社が製作しエメルカ社の発売した映画で、ヨーエ・シュテッケル氏の監督したもの。主役は冒険俳優として相当知られているマルコ氏とリリー・ドミニチ嬢とである。アフリカとダルマチアを背景とした猛獣活劇である。無声。

ドイツ
原題または英題:The Wild Animals of San Silos

ストーリー

マルコは甥ハリーから流行の酒場メーゾン・ダメリーに起った怪しい事件を聞いた。翌日の夜ハリーと共に酒場に赴き毒牙にかからんとしている乙女キティーを救出した。マルコの家へ伴われたキティーは奪い取った乙女を抱いているゴリラの彫刻を見て気絶した。やがて正気に返った彼女の口から世にも怪しい物語が語られた。彼女の父はアフリカ西海岸のサンシロスの移民であったが、ある日彼女は父と共に狩に出ての帰途兇獣ゴリラに襲われて気絶した。やがて正気づいた時には不思議にも大洋を航海している帆船の中にあった。そうして悲惨なる境涯に陥ろうとしていたのであった。これを聞いた義侠児マルコは旅装を調べてアフリカへ渡りキティーの父に娘の無事なことを告げた。華やかな歓迎会の席上又もやゴリラが出現したが、マルコの智力と腕力によってアフリカ大森林を背景に大活劇を演じ、遂にゴリラを斃した。

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