恐怖十年

解説

パテ社に監督として在社しジュリアン・デュヴィヴィエ作品を提供しているデュヴィヴィエ氏の原作を、同じくパテ社に今も力作を提供しているエティエヴァン氏の監督した復讐劇。フランサン、ヴァネル、デクロー・ギトリー出演。無声。

1921年製作/フランス
原題または英題:Crepuscule d' Epouvante

ストーリー

五年の間共に働いて金塊を得たミシェルとギーヨームがその分配に当たり、一時の金の誘惑からミシェルは金塊を奪い友の妻を殺した。直に殺す代わりに十年の長い苦しみを与えてやろうとギーヨームは凄く叫んだ。十年目、今月今日制裁を加えてやると。十年の月日は経った。ミシェルには今ジャクリーヌという美しい妻と可愛い子とがある。十年目の呪われた日は来た。しかしふとした事から互いに助けあう身となり、その上現在眼の前にその妻や子を見てはギーヨームの力も衰え復讐の手も鈍り、淋しくその家を去って行く。

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