「マカロニウェスタン、最初は何でコイツらの暑苦しい超ドアップの顔を(しかもヤローの)を見にゃならんのかと思ったが。今ではそこがいい。癖になる。」続・夕陽のガンマン 地獄の決斗 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
マカロニウェスタン、最初は何でコイツらの暑苦しい超ドアップの顔を(しかもヤローの)を見にゃならんのかと思ったが。今ではそこがいい。癖になる。
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2024(令6)再上映のマカロニウェスタン、「夕陽のガンマン」 「荒野の用心棒」に次いで3本目の鑑賞。
今回1本目の「夕陽のガンマン」見たときは、何が悲しくて、わしゃあコイツらの暑苦し顔を大画面いっぱいのドアップで見にゃならんのじゃ、と思ったが、今ではコイツらの暑苦しいドアップが出てくると、「これこれ、これぞマカロニウェスタン」 とワクワクしてくる。しかも今回はハエもぶんぶん飛び回っていて不衛生感アップでますます良い。
最後の決闘場面が最高だ。相手の出方をうかがい銃を抜くタイミングをはかる。
先に抜けば自分が狙わなかった相手に殺られそうだし、先に抜かなければ誰かが自分を先に撃ってしまうかもしれない。また誰が先に抜こうが3人相討ちにもなりそうだ。もう一体どうしたらいいんだ。3すくみのジリジリした時間が流れる。
僕は、クリント・イーストウッドはさすがに生き残るだろうとは思っていたが、もしかしたら3人相討ちも有りうるとも思っていたから緊張して見ていた。
結果、前日にティコの拳銃の弾を抜といたブロンディの作戦が功を奏し、ブロンディとティコが生き残って大金を手にする。。同じことを卑劣漢ティコがやったら、卑怯な手を使ったとか、ずる賢い野郎だとか言われるが、善玉ブロンディが使えば頭脳の勝利、作戦勝ちと見られる。ティコとブロンディ、日頃の行いの違いである。
卑劣漢ティコが、主役の善玉ブロンディと同じぐらいの大活躍。最後に卑劣漢ティコが、善玉ブロンディを非難して叫ぶセリフが笑えた。
ティコの言うとおりで、なんだかんだ言って3人とも金の亡者で、50歩100歩であると思った。
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