凶悪犯

劇場公開日:

解説

「皆殺しのバラード」のオーギュスト・ル・ブルトンの原作を彼自身と「剣豪パルダヤンの逆襲」の監督ベルナール・ボルドリー、フランシス・コーヌの三人が共同で脚色し、ベルナール・ボルドリーが監督したアクション。撮影は「剣豪パルダヤンの逆襲」のアンリ・ペルサン、音楽は「恋するガリア」のミシェル・マーニュが担当した。出演は「秘密大戦争」のロベール・オッセン、「皇帝のビーナス」のレイモン・ペルグラン、「続黄金の七人 レインボー作戦」のガブリエレ・ティンティ、新星キャロル・ルベル、ピエール・クレマンティほか。製作はフランシス・コーヌ。

1966年製作/フランス・イタリア合作
原題または英題:Brigade Anti-Gangs
配給:東京第一フィルム
劇場公開日:1967年9月9日

ストーリー

ル・ゴフ主任警部(R・オッセン)の率いるパリ警視庁のギャング特捜隊十人の刑事は、この三カ月間、毎週金曜日になるとサートロウビルにあるシカム工場を見張っていた。それはグレイ・ジャケット団と呼ばれるギャングがその工場の従業員用の給料輸送トラックを襲うらしいとの情報をキャッチしたため、毎週金曜の給料日になると見張りについていたのである。しかしそうした厳重な警戒にもかかわらず、輸送車は襲われ、大金が奪われた。まったく不意をつかれて犯人をとり逃したル・ゴフは、以前からギャング団のボスと噂されているパリの有名なレストランの経営者ロジェ・サルテ(R・ペルグラン)を、重要参考人として訪ね、連行した。サルテは襲撃事件との関係を否定し続けたが、捕えられた手下の証言で彼がボスであることがわかった。しかし金のありかも、また彼がボスであるという確証はなかった。サルテの娘マルティーヌ(C・ルベル)は父親がギャングのボスだと知って沈んでいた。それを見た彼女の恋人のアップル(P・クレマンティ)は不良仲間を集めて、サルテを警察から出そうと忍び込んだ。しかしそれは失敗した。しばらくして父親を見舞ったマルティーヌは彼からひそかに金の隠し場所を教わり、アップルにそれを打ち明けた。大金を前にして力を得たアップルは何とかサルテを助け出そうと考えた。そして今最高の人気をもっているサッカー選手のジョビッグがル・ゴフ警部の実弟であることに気づき、サルテの身柄と交換しようと、彼を誘拐した。結局ル・ゴフは交換条件をのんだ。だがサルテはひとすじ縄でいく男ではなかった。いざとなるとジョビッグに拳銃をつきつけ逃走をくわだてた。しかしジョビッグを見張るうち彼のいかにもスポーツマンらしい魅力にひかれたアップルがサルテに殴りかかった。一瞬にしてサルテは逮捕されたのである。

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