タヒチの男

劇場公開日

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解説

アルベール・シモナンの原案を彼と「黄金の男」のジャン・ベッケルと共同で脚本にし、ベッケルが監督したコメディ。撮影は「リオの男」のエドモン・セシャン、音楽は「シェルブールの雨傘」のミシェル・ルグランが担当した。出演は「パリは燃えているか」のジャン・ポール・ベルモンド、「リオの嵐」のミレーヌ・ドモンジョ、「イタリア式離婚狂想曲」のステファニア・サンドレッリ、「悪の報酬」のナジャ・ティラーほか。イーストマンカラー、テークニスコープ。

1966年製作/フランス
原題:Tendre Voyou
配給:東和

ストーリー

トニー・マレシャン(J・P・ベルモンド)は美しい女性を見ると、優しくしないではいられない性分の男である。名誉や金には縁遠く、中古車セールスマンというさえない暮しをしていたが、たまたま見かけた可愛い子ちゃんの機嫌をとろうとして交通事故を起こし、商売用の車を駄目にしてしまい、あっさり首になってしまった。彼は次の日、大穴を当てようと競馬場へ勇んで行ったもののスッてしまった。ところが彼はそこで美人グラマーのミュリエル(M・ドモンジョ)と知り合った。彼女は紡績業界の大立物を旦那にしていた。意気投合したふたりは旦那の前ではいとこ同士になりすまし、果ては一緒にスキー場まで行くことになった。しかしトニーは旦那の細君に誘惑され、さらにミーナ・フォン・ストラスホッファー(N・ティラー)という金持夫人のとりことなってしまい、ミュリエルどころではなくなった。彼は早速ミーナに従って、スキー場を去り、豪華なヨットで遥か遠いタヒチに向って出帆した。活火山のような情熱を燃やすミーナに疲れ果てたトニーは、そんな時清純な娘ベロニク(S・サンドレリ)にひかれた。無事タヒチに到着すると彼は本格的に彼女の攻撃を開始、ついに心を射とめたかに見えた。しかし彼女はトニーより役者が上だった。ベロニクはひょんなことから近くの小島でトニーが発見したマンガンの鉱脈を、その島は自分の所有地だとして莫大な利益をひとり占めし、姿を消したのである。恋に破れ無一文のトニーは何とか懐かしのパリに戻ってきた。その途端大金持の未亡人運転の自動車にはねられ、また運が向いてきた。怪我はなかったが、如何に丈夫な彼でも、その未亡人の示す熱情には耐えられなかった。今度こそ女を忘れよう、と逃げ出したのである。

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