七人目にかける男

劇場公開日

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解説

推理作家セバスチャン・ジャプリゾの原作を新人コスタ・ガブラスが脚色・監督したスリラー。撮影はジャン・トゥルニエ、音楽はミシェル・マーニュが担当した。出演はイヴ・モンタン、シモーヌ・シニョレの夫婦を中心に新人カトリーヌ・アレグレ、ミシェル・ピッコリ、ジャック・ペランが共演している。製作はジュリアン・ドロード。

1965年製作/フランス
原題:Compartiment Tueurs
配給:タイヘイフィルム

ストーリー

マルセイユからパリに向かう夜行列車。乗客の一人で、就職のためパリへ行くバンビ(C・アレグレ)は、無賃乗車の青年ダニエル(J・ペラン)を助け、自分のボックスの空いた寝台へかくまってやった。六人用の寝台の一つが空いていたからだ。このボックスには彼等のほかに色情狂の女優イリアーヌ(S・シニョーレ)肥満型の中年女ジョルジェット、女好きの会社員カブール(M・ピッコリ)、トラックの運ちゃんリボラニの四人が寝台をとっていた。汽車がパリに着き、乗客が皆下車した後、ジョルジェットの死体が発見された。さっそく特捜本部が設けられて、グラジアニ警部(Y・モンタン)と新人ジャンが担当を命じられた。グラジアニは新聞で同じボックスに席をとった人達の協力を求める一方、被害者の身許を洗った。ほどなくカブールが被害者を口説き、失敗した顛末を電話でしらせてきた。しかし数時間後カブールの死体が発見された。寝台者の六人の乗客の身許が判明した。しかしながら、時を同じくしてイリアーヌとリボラニが何者かに殺害された。残るネタはバンビとダニエルしかいない。そして彼等も早晩犯人に狙われるのは目にみえている。しかしながら夜行列車の夜以来二人は同棲して住居が判明しないのだった。親に黙って同棲している二人は警察に出頭する勇気も持ち合せていなかった。捜査はすっかり暗礁に乗り上げた格好になってしまった。そして数日後、途方に暮れる警部へけたたましい電話のベルが鳴り響いた。電話の主はダニエルだった。ダニエルはふとしたことから二人の男がバンビの殺害を計画しているのを立ち聞きし、ことここに至って警察の救助を求めてきたのだ。安宿でダニエルを待つバンビのところへ魔手がのびる寸前、警部たちは漸く現場へかけつけた。情婦の財産を狙ったイリアーヌの情人、エリックが企てた完全犯罪の終末たった。すなわち無動機の殺人、動機をかくすべき無関係な人々の殺害で捜査の盲点をついたのであった。

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映画レビュー

3.5フランス映画の役者が揃ったコスタ=ガブラスの第一作

Gustavさん
2020年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

社会政治映画を得意とするコスタ=ガブラス監督の第一作。シモーヌ・シニョレ、イブ・モンタン、ジャック・ぺラン、ミッシェル・ピコリ、ジャン・ルイ・トランティニャンと役者が揃っている。警察内部の殺人犯という犯罪ミステリーをテンポ良く演出している。初めての作品としては、出来の良い方だと思う。各登場人物の感情表現に重きを置いていて、見応えがある。一寸落ち着きのない展開で勿体ないと観たが、テレビ放送でカットされたのかも知れない。因みに、タイトルは「殺人特急列車 七人目に賭ける男」だった。あまり感心しない日本タイトルではある。
  1986年 1月25日

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Gustav
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