イワン雷帝(1946)のレビュー・感想・評価
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国家統一 と ツァーリズム
観賞したのは 第1部 (99分) で
イワン4世が戴冠式を経てロシア統一の為に
外敵や内敵と戦い、孤立し苦悩する様子
そして再び立ち上がる姿が描かれる
1928年に 二代目市川左團次のソ連興行があり
エイゼンシュテインは彼が見得を切るのを見たらしい
そんな歌舞伎の影響みたいなものも散見され
面白かった
戴冠式での祝歌もなんか詩吟みたい?だった
ロシアが非西欧的と今でも言われたりするけど
その論拠のようなものが見られた
正教会や地理的影響もあるだろうか
第2部は禁止され、1958年まで公開されず
第3部は製作中止になってしまった
私は面白かったけど スターリンも絡んでくるので
評価は二分されてるみたいで
機会があれば、その論評の数々を読んでみたい
自分が女性のせいか、足りない息子の為に策を巡らす
叔母のエフロシーニャに興味を持った
あんまり強烈なので男優が演じているのかと思ったら
セラフィマ・ビルマンという女優さんでした
人間の業のようなものも見受けられる
第2部ではどうなったのだろうか
観てみたい
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重厚感そのもの
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