「断じてポルノではない」エマニエル夫人 shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
断じてポルノではない
美しい作品だ。シルビア・クリステルの透明感ある美しさはもちろんのこと、淡い画質の全てが美しい。確かにポルノ的要素は満載なのだが、台詞が特に練られていて、カーマストラにも通じる哲学的な語りと、アジアを舞台にした神秘的な要素もあり、性行為が格調高い儀式の様にも見えるような撮影をしている。今日まで「スケベな映画」という間違った認識があったが、これは紛れもないフランス流のロマンチックな作品である。
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