鯨とり コレサニヤン
劇場公開日:1988年8月13日
解説
人生の意義を求めてさまよい、さすらう三人の若者の愛と夢を描くロード・ムーヴィー。監督は「ディープ・ブルー・ナイト」のベ・チャンホ。原作・脚本も同作の崔仁浩。出演は安聖基、李美淑、金秀哲ほか。2011年6月18日邦題を「鯨とり ナドヤカンダ」に改題しリバイバル公開。
1984年製作/112分/韓国
原題または英題:Whale Hunter
配給:アジア映画社
劇場公開日:1988年8月13日
ストーリー
大学受験に失敗し、恋人にも振られ、落ち込むピョンテ(金秀哲)は、ある日倒れている女性を助けるが、彼女は泥棒で、二人はもめ、警察で取り調べをうけるうちに、彼は痴漢として留置所に放り込まれてしまう。そこでピョンテは、乞食(安聖基)と自称する不思議な若者と出会い、出所後も行動を共にするようになる。乞食に街でいかに生き残るかの術を教え込まれたピョンテは、ある夜二人で売春宿に出かけ、そこで奴隷のように扱われている少女(李美淑)と出会う。乞食と共に、彼女を故郷へ帰してやろうと決心するピョンテは三人で売春宿を脱走するが、真冬の道中は厳しい。追っ手をまいて、どうにか二人は東海岸にたどりつくが、海岸の絶壁で彼らは売春宿の主人とその子分たちに襲われてしまう。血まみれの攻防を展開するピョンテと乞食。そんな時、ついに少女が口をきいた。この光景に、さすがの悪漢たちも感動し、少女を解放してやる。故郷の母親のもとに無事戻った少女は、二人の恩人に留まるように勧めるが、彼らは再び旅立つ決意をする、新たな冒険を求めて……。