フロム・ダスク・ティル・ドーンのレビュー・感想・評価
全5件を表示
エロ・グロ・ナンセンスのオンパレード
タランティーノ、ジョージ・クルーニーの名前に惹かれて鑑賞、ギャング映画かと思ったら突然ホラー映画になってしまいました。
タイトルのFrom Dusk Till Dawn(夕暮れから夜明けまで)は劇中のバンパイアの暗躍する時間だろう、ドライブインシアターの看板にもよく書かれているそうで、まさに本作はナイトショー向けの映画と言う自虐的な意味もあるのかも・・。
原案は特殊メイクアーティストのロバート・カーツマン、劇中でも奇怪なバンパイアの形相はキモかった。脚本を頼まれたのは当時駆け出しでビデオショップの店員だったタランティーノ、ギャラ(1500ドル)をもらった初めての作品だそう。一方、ジョージ・クルーニーはテレビのERで一躍人気者、こんな酷い役をよくも受けたものです。
冒頭から罪もない人を撃ちまくり火までつける非道ぶり、メキシコに入ってからは奇想天外、ストリップクラブがバンパイアの巣窟だったとは、人間でないことをいいことに残虐振りは更にエスカレート、おじさんたちならまだしも、子供たちまで巻き込むのはやり過ぎでしょう。
エロ・グロ・ナンセンスのオンパレード、全米興収一位とか、こういうのが大衆受けするのは病的でしょう、唯一ベトナム従軍経験を被せるセリフが真に迫って聴こえました。
くだらねー!!(褒め言葉)
狙ってここまで下らない作品を
作ってしまうタランティーノはさすが。
前半でクールなギャング映画かと思わせて
後半で突然の前フリぶん投げ展開。
まさかチープなバンパイア映画に
豹変するとは思いもしなかった。
と言うか一体誰か予想出来ただろうか…?
しかしチープさこそがこの映画のウリだろう。
悔しいが後半も面白い。
期待していたベクトルとは全くの別物だが。
もう笑うしかないというヤツだ。
やりたいことを思いっきり
やっちゃった感じの作品。
オープニングでポップコーンを弾けさせながら
焼け死ぬコンビニ店員が個人的にツボ。
大笑いしてしまった。
全5件を表示