ローラーボール(1975)のレビュー・感想・評価
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0110 メットがギザギザってマッドマックス?
1975年公開
確か当時ローラーゲームとかいう番組があったよなあ。
全然覚えてないけど。東京ボンバーズ???
で本作時代設定は2018年ですって。
世界は管理されすぎて唯一暴力に訴えることが
できるのがこのローラーボール。
コースを何周か回って鋼鉄の球をつかんで観客に見せたら
ウォー!
あーそうそうアリ―タ(サイボーグヒロイン)が
こんな試合してましたよね。
で、あとはなんかどうするか忘れた。
ラストジェームズカーンが虚ろな目で周回するところで
終了。
こんな難しい話中学生に理解できるか!ちゅうの。
60点
初鑑賞 1975年4月11日 セルシーシアタ
パンフ購入
ここから始まる未来の架空スポーツ物
『屋根の上のバイオリン弾き』『ザ・ハリケーン』のノーマン・ジェイソン監督。
主演は『ゴッド・ファーザー』ソニー・コルレオーネ役のジェームズ・カーン。
【ストーリー】
西暦2018年。
世界を牛耳る六大企業がそれぞれチームを擁して競う、新たなスポーツ"ローラーボール"に全世界は熱狂していた。
ヒューストン・チームのキャプテンで絶対的エース・ジョナサン(ジェームズ・カーン)は、リーグの誇るスーパースターだった。
だがリーグの巨大化にしたがってジョナサンの人気はアスリート以上の存在感を持つようになり、それを恐れた各企業は、彼を亡き者にせんと自分たちのチームメンバーたちに危険なプレーを指令する。
傑作、とは言いがたい作品です。
SF的な作り込みはイマイチ甘く、ストーリーもご都合展開がつづいて、しかも散漫。
なのに妙に心に残ります。
それは、そのローラーボールという架空のスポーツを本気で作り上げたからでしょう。
世界は平和なはずなのにフィールド内では安全性はまったく考慮されない。
ルールは単純なようでイマイチよくわからない。
ですが見ているうちに出場しているプレイヤーたちは本気で競技に取り組んでいる様子が伝わってきて、スポーツ物としてきっちり造りこまれていることがわかります。
物語はジェームズにフォーカスし、スーパースターの存在を強く印象づける形で語られます。
ドラマも熱く、これを見ると後のクリエイターたちが、架空スポーツ物を多数制作した理由も分かりますね。
日本でも、『剛Q超児イッキマン』のバトルボールや『サイバーフォーミュラ』、物語内での娯楽として『コブラ』のラグ・ボール、『銃夢(バトルエンジェル・アリータ)』のモーターボールなど、影響を与えたであろう例をあげれば枚挙にいとまがありません。
兎にも角にもローラーボールだけはガチ。
アメリカの生んだ創意とスピードあふれるSFスポーツの原点、興味をおぼえた方はぜひぜひ。
2018年の近未来・・・もう過ぎてますけど・・・
これは暴力スポーツというジャンルの名を借りた戦争映画だ。公開当時はローラーゲームが流行っていた時代で、最も将来性があるかのような新スポーツであった。この映画では制作費45億円もかけた贅沢なB級作品だと思うのだが、管理体制の中で踊らされた戦争の虚しさをも表現する力作にも感ずる。しかし、ゲーム以外では安っぽいセットで、日本の扱いがひどすぎる(笑)「東京」とか「ゴール」という文字をしっかり書いてほしかった。
ヒューストン対東京の試合では、うかつにも手に汗握ってしまったし、ラストの試合でもアドレナリン急上昇だった。しかし、ジョナサンの妻エラの扱いが説明不十分な点と、企業戦争については結局答えが見出せなかったところに疑問は残る。
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