熱砂の騎士

解説

「金塊争奪(1932)」と同じくマック・V・ライトが監督したジョン・ウェイン主演西部劇で原作はウィル・レヴィントン・コムフォート、脚色にはジョー・ローチが、撮影にはテッド・マッコードが当たっている。助演者は新進のシャーリー・バーマー、「暁の耕地」のヘンリー・B・ウォルソール、J・P・マッゴワン、フランク・ライス、アン・フェイ等である。

1933年製作/アメリカ
原題または英題:Somewhere in Sonora

ストーリー

ジョン・ビショップは、ボッブ・レッドリの牧童頭だったが、雇主の不肖な息子バートの所在を探しに、ソノラに赴いた。おそらくバートはその地方を荒し回ってるモント・ブラックの山賊団の一味に心ならずも加わっているのではなかろうか、と思ったからである。ライレーとショーティーという2人のお人好しがジョンに随行した。途中、ジョンはメリー・バートンという美しい乙女を救った。ソノラ近くに大銀行を経営している父親を訪ねる道すがら悪漢達に誘拐されようとしていたところなのであった。ジョンは、彼女とその友パッシー・エリスとを無事に送り届けるや、更に山賊団の隠れ家を侵すべく勇躍出発する。山賊団の隠れ家に着く前にジョンは騙して一味に加わり、バートに救いに来た事を知らせる。ついに悪漢たちはバートン鉱山を襲う事となった。ジョンとバートとは頭目に疑いの眼を持って見られていたため、後に残されて多くの馬の面倒を見させられた。こうして置けば、鉱山襲撃の報知せをすることはできないからだ。そこでジョンは警鐘をならしに愛馬デュークを放つ、一方悪漢たちの逃走しないようにと馬の手綱を解き、鞍帯をば緩めてしまったのである。悪漢団はいよいよバートン鉱山に集合し略奪をはじめた。ジョンとバートとは丘に難をさけた。そしてデュークの報知せによって、メリーのひきゆる救援隊の一行は危ない瀬戸際に到着したのであった。かくてメリーはジョンのたくましい胸に抱かれる。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「熱砂の騎士」以外にこんな作品をCheck-inしています。