永遠に美しく…のレビュー・感想・評価
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『ジュラシック・パーク』前夜の画期的合成技術がここに
『HERE 時を越えて』のレビューを書くにあたり、改めてロバート・ゼメキスが映像のイノベーターであることを再確認したわけだが、ゼメキス作品の中でも、映画が製作された当時、1992年時点での最新鋭と呼べる特撮を投入しているのが『永遠に美しく・・・』だ。
コンピュータ生成による皮膚デクスチャ、アニマトロニクス、特殊メイクの組み合わせて実現した、首が凹んだメリル・ストリープや、体の前後が逆転した同じくストリープ、そして、お腹の真ん中に穴が空いたゴールディ・ホーン等々、特撮を担当したILMはあらゆる可能性に挑戦し、それが布石となって翌年『ジュラシック・パーク』が世に放たれることとなる。壊れた人間の視覚化という意味では、こちらの方がより画期的だったかも知れない。
さらに、実はコメディエンヌとしての才能にも恵まれていたストリープの、これが意外な代表作であること、ストリープとホーンに囲まれて、死化粧の第一人者を演じるブルース・ウィリスの憎めないコメディリリーフぶりにも感心する。
不老不死の媚薬がもたらす功罪を描いたという点で、本作は話題の『サブスタンス』('24年)のテーマに繋がる。意図したかどうかは別にして、ゼメキスは永遠に変わらない女性の美に対する執着を描いたイノベーターとも言えそうだ。
欲望の果てに
・25年くらい前に金曜ロードショーで断片的に見た記憶があり、改めて観返した。ロバートゼメキス監督作品で驚いた。HEREとは全然違った。
・女性同士のあるあるなのか、表向きは仲良しだけど内心で憎みあっている二人が、不老不死の薬を飲んでぼこぼこにやりあってから和解したのが面白かった。
・記憶では二人がもっとやりあっていたような気がしたけど、そんなにいがみ合ってなくて勝手な思い込みだった。
・初見は10代だったのと、薬を打っているほぼ半裸の女性が気になっていたと思う。若くいたのも魔法だったか薬だったかおぼえてなくて薬だった。当時はそんなに若くありたいかなみたいに思っていたと思う。今は40になって飲もうかどうか迷う。でも、死んだら肉体が死んでるのは辛すぎる。指先は再生したのに死んだらダメなのかと使えるような使えないような薬だなと思った。
・不老不死の薬をのんだ集まりが亡くなった俳優や歌手の集まりって言うことに今回見てそういうとこの笑いもあったんだなと知った。
心の貧しい人は美しさを保てない。
これまた、懐かしい映画です。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督による、永遠の美しさを求めた女性達の51年をブラックでコミカルに描く作品です。
ずっと美しくいたいってのは、どの女性でも描く夢だと思いますが、見事に皮肉って可笑しく見せてくれます。って言うより、冒頭のブルース・ウィリスが最低男ですね。
全てはこいつが元凶じゃないかって気がします。
でも、結局、巻き込まれて散々な目に合うのもブルースですよね。
【ネタバレ】
ゴールディ・ホーンは、自分の婚約者を奪われた7年後、見るも無残な生活を送っていたが、ふとした事できっかけを見つける。
さらに7年後が本作のメインになるんだけど、婚約者を奪って結婚したメリル・ストリープとブルース・ウィリスの夫婦は冷めきっていた。そこに美しさを取り戻したゴールディ・ホーンが現れて・・・
シッチャカメッチャカが始まる。
なんと、永遠の美しさを保つために永遠の命を手にするんだけど、それには身体を大切に扱わなければならなかった。ところが2人の女性は争うものだから身体は最初から傷だらけ。
ラストは37年後になるんだけど、歩き方もおぼつかない。きっとその間も何度かハデなケンカしたんじゃないかな。
最後に一言、死を偽装した人たちのパーティーに、アンディ・ウォーホル、マリリン・モンロー、ジェームス・ディーンを見つけました。他にもいたんじゃないかな。
プレスリーは実は死んでいなかったってのが、確か当時噂になっていたような・・・それを作品中に入れてたのも笑えた。
予想外に面白い!ホラーとコメデイをミックスした作品
BSで録画視聴。
あまり期待していなかったけど、予想外に面白かった。
ホラーだけど意外とコメデイ要素もあり怖さもなく楽しく観ることができた。
アーネスト役のブルース・ウイルスの演技が面白かった。よくあるストーリーだが、
意外と楽しめた。ホラーはあまり好きではないが、この作品のようなホラーとコメデイ
をミックスした作品なら楽しめる。監督が公開中のHere時を越えてのロバート・ゼメキス監督にも驚き。
【”永遠の命に幸あれ!”一人の男を誘惑するために、ピンクの妖しい薬を飲んだ二人の熟女と男との関係を描いたブラックコメディ。メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの変貌ぶりが凄いです。】
■ヘレン(ゴールディ・ホーン)は有名な美容整形外科医・アーネスト(ブルース・ウィリス)と婚約するが、学生時代からのライバルである女優・マデリーン(メリル・ストリープ)に彼を奪われ、アーネストとマデリーンは結婚する。
7年後、デブデブに太ったヘレンだが、その7年後に若さと美貌を取り戻したヘレンがアーネストを誘惑し始める。
マデリーンはアヤシイ71歳の美女リスル(イザベラ・ロッセリーニ)と出会い、大金を払ってピンクの妖しい秘薬を飲んで若さを取り返す。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・アーネストとマデリーンが、完全に仲が冷えてしまい、ヘレンの誘いでアーネストがマデリーンを殺害する事を決意するが、その前に豪邸の2階から螺旋階段上で喧嘩して、彼女を突き落としてしまうシーン。
ー 身体が変な形に曲がって、ピクリともしないマデリーンを見て慌ててヘレンに電話する彼の後ろで、むくむくと動き出すマデリーンの姿が、オモシロ怖い。
そして、マデリーンは病院へ担ぎ込まれるが、心拍はなく、体温27度でも生きて居るのである。正に不死の薬である。-
・アーネストの死体を生きているように見せる手法が、ペンキというのも面白い。これが、最後半に効いてくるのである。
・アーネストとマデリーンの家に、ヘレンが乗り込んで来るシーン。マデリーンはヘレンのどてっぱらに猟銃をぶっ放し、彼女は吹っ飛んでプールに浮くが、そこから彼女は腹に大穴を開けたまま、上がってくるのである。そう、彼女もリスルの秘薬を呑んでいたのである。ブラックだなあ。そして、マデリーンとヘレンとが似た者同士である事も分かるのである。二人は一時休戦をして、アーネストにも秘薬を呑めと迫るが、彼はそれを拒絶するのである。
<そして、マタマタ、37年後。アーネストの葬儀が行われている教会。神父は”アーネストは子と孫を作り、彼は永遠の命を得たのです!”と高らかに告げるのである。
その教会の後ろの隅っこで、ベールで顔を隠している二人の女がいる。その二人は教会を出て、ベールを上げるとそこにはペンキがあちこち禿げた無残な顔があるのである。良くこの役をメリル・ストリープとゴールディ・ホーンは、引き受けたなあ。クスクス。で、二人はお約束の階段落ちをして、身体はバラバラになるが死ねないので、顔だけで”車は何処?”と言い合うのである。
今作は、一人の男を誘惑するために、ピンクの妖しい薬を飲んだ二人の熟女と男との関係を描いたブラックコメディなのである。メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの変貌ぶりが凄いです。>
素晴らしいコメディ!
子どもの頃大好きだった映画。
大人になってもう1度観たらやっぱり面白い!
ブルースウィリスが出てたとはまーったく知らなかったんですがばっちりでした。2人の女優も素晴らしい!
魔法の秘薬はワクワクしますね。特殊効果もすごいです。
メンデル医師はその後再婚するとは、モテ男なんですね。自然の法則を大切にするあまりアウトドア派になったというのが面白い。
ストーリー、カメラワーク等本当に素晴らしい映画です。
大人になると一味変わる
小さい頃に観て、今になって改めて観ると違った視点で観れた
小さい頃はドタバタコメディと思ってましたが、今観るとホラー以外の何物でもない
この作品における不老不死薬は本当にただ死ななくなるものであり、肉体が死んだ状態であれば回復はできず死後硬直していくのみ。
描写をみる限り腐りはしないだろうが永遠にそのまま
つまり薬を飲んだところで肉体が死なないように生活を続けていかなければいけない
社会的には死んだ扱いにしても食べるためには金は稼がないといけないし、住むところも必要
どんな金持ちでも限界は来るだろうからそうしたら働かなければならない
働くにしても社会的には死んでいるのでロクな仕事があるわけがない
夢のような薬だが完全に呪い
ストーリーより不老不死の設定がご都合じゃないところがこの映画のいいところ
いつになっても色褪せない名作だと思えます。
永遠という言葉の恐ろしさよ
いつまでも美しさや若さに固執すると
とんでもない結末が訪れる、という戒めに思える。
主役の2人が先んじてとんでもなく暴走するが、さんざん振り回されていたアーネストも途中から頭が沸いて、結局全員狂って阿鼻叫喚の姿が面白い。
アーネスト、彼がブルース・ウィリスだとは最後まで気づかなかった。
なぜ「ベニスに死す」のダークボガードみたいな白塗り?
ともあれ、彼は最後の最後で真人間の意識が戻ったので、地獄の手前で無事Uターン!
残る2人は永遠という名の地獄へまっしぐら。
狂気の沙汰の○し合いしていたのに、一周回って「やだーあなたこそ素敵よ~」と異常な形状(!)の相手に向かってお世辞言いながらなぜか馴れ合い徒党を組むマデリーンとヘレン、可笑しすぎる。階段から落ちたマデリーンの復活とかちょいとょい笑えるシーン多数。
ゼメキス監督の作品はさすがテンポがよく、ゴシックホラー的要素もありつつのコメディ、楽しませてもらった。
メリルとゴールディにはさまれて
ヘレン・シャープが婚約していた美容整形外科医アーネスト・メンヴィルを、女優マデリーン・アシュトンは奪い取り結婚。ショックで過食症になり太っていたヘレンだったが、マデリーンと久しぶりに再会すると、ヘレンは以前の美しさに戻っていた。その秘密である薬をマデリーンも服用して、昔の美しさを取り戻す。一方ヘレンは、アーネストと共謀しマデリーンを亡きものにしようと。
ゴールディ・ホーンの作品は観てないなと観賞。とても大きな目が、ばっちり印象に残ります。この時もう40後半なのか。メリル・ストリープとゴールディ・ホーンのコメディエンヌに挟まれて、ブルース・ウィリスが不自由してるようで笑いました。
「独りになりたい」は伝説の女優グレタ・ガルボが言った名セリフ。プレスリーはわかったのですが、ジェームズ・ディーンは見逃しました。
ホラーかコメディか
待って…待って…ちょっと待って!、
もしも、"執着"や"復讐"に燃えている方がいらしたら、ちょっと待って!と言いたくなります、こちらの映画を視聴していただいてからでも遅くはありません…!
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10月です。月末に待つのはハロウィンです。今年はくだらない騒ぎが起きないことを、つ、よ、く、願います。。。。。
ハロウィンの月なので、こちらの映画を選びました!!永遠に美しく…です!
放映当時は90年代始まり、今の方はチラッとご存知かなと思う存在、ブルース・ウィリス。
マンマ・ミーアのお母様役のメリル・ストリープ。
そして、、
ケイト・ハドソンならびに他2人の著名なお子を持つ、元絶叫クイーンの、ゴールディー・ホーンの3名が主演の映画であります。
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この映画は2人の女に振り回される男性の生涯のお話です。
マデリーン(メリル・ストリープ)は落ち目のショーウーマン。
そのスマートで真面目な友人のヘレン(ゴールディ・ホーン)と、その婚約者のアーネスト(ブルース・ウィリス)。
ヘレンは、マデリーンに恋人をかすめとられることに大いに悩み、アーネストにもその試験が通るか試しました。
しかし、結果はもろくも惨敗…マデリーンにアーネストをとられ、7年後彼女は可哀想なほどストレスでかなりのぽっちゃりになっておりました。
少しの時が流れ…
ヘレンの憎き相手、マデリーンにヘレンから招待状が届きます。
下に見ていた人からの招待状に嘲笑いながら封を開け、夫アーネストと共に会場に向かいます。
ところが
超ぽっちゃりだったヘレンはどこへやら! 50とは見えないとびきり美しいヘレンが出迎えたではありませんか!
美しさに優劣をつけるマデリーンは、面白く思うはずもなく……。
そこからなんやかやあり、とある富豪の元へ向かいます。
そこで、不思議な妙薬、"秘薬"を飲み、たちまち若返ったマデリーンは、自信を持ちます。
しかし、秘薬を飲んでいる間に、夫は元婚約者のヘレンと密会しており……。
ここからはご自身の目で耳でご覧・ご視聴ください!
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釈迦に説法でありますが…こちらの映画をつくられた監督は、バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズや
フォレスト・ガンプ、ゴーストシップやゴシカ、蝋人形の館、魔女がいっぱい
(ホラーばかりなのは申し訳ありませんがこちらの好みです、お許しを汗)でおなじみの【ロバート・ゼメキス】監督です。
ラストは、とても皮肉でブラックユーモアが効いた少し怖い表現があります…。
ショック耐性のおありな方、ちょっと怖いものがお好きな方はぜひ。
女TUEEE
的なテーマ…? 知らんけど。
Netflixに吹替版があったので鑑賞。
いわゆるハリウッド怪談みたいなのを職人ロバート・ゼメキスの手でリアル怪談にしようとしたら結果コメディになってしまった、みたいな…?
今見ると画面とか劇伴の雰囲気が完全に80年代後半〜90年代の娯楽映画のそのもの(というかバックトゥザフューチャー)なんだけど、それでもどことなく昔の王道のハリウッドぽさもある。
わからないけどハリウッドバックステージもののネタとかが細々入ってるのかな?
ジェームス・ディーンの車がかっこいい。あと、この当時のス金持ちの車はベンツだったですねぇ。
スターの豪邸のプールといえば死体が浮かぶお約束(サンセット大通り)。
クレオパトラ的な謎の美女はブルーベルベットの人かー
それも含めてふわーっと脳裏にデビットリンチの影がよぎる。あとは叶姉妹。
序盤はめちゃテンポいいしとにかく楽しい、ウケる。
後半はちょっとなんの話かわかんなくなってやや飽きたけど、たぶん女TUEEE、KOEEEみたいな話なのか、な…?
なにしろVFXがスゲーっていうのが一番の売りなんだろうな。この時代にこれ、一体どうやって撮ってるの? っていう(風穴)シーンとかがけっこう長くてゴージャス。特殊メイクはもちろん素晴らしいけど、演じる側もなかなか大変そう。
あとマイケル・ケインのチラ見せがうれしかった(劇中劇ポスターにも律儀に名前が書いてある)。
作品の意図はともかくヒロイン2人はキュートだし、見ようによっては異色の倦怠期カップルもの(※相手がバケモノの場合)とも言える。
「正しい」アーネストより、あの2人のその後、はちゃめちゃ珍道中はぜったい楽しいでしょ。
なんだかんだ、TUEEE女が2人もいるのは無条件にアガるなって思いました。
老後は謎美女の家に住みたいです…
いつまでも若く・・・
落ち目の女優マデリーン(メリル・ストリープ)のところへ、ライバルのヘレン(ゴールディ・ホーン)が婚約者のアーネスト(ブルース・ウィリス)を連れてやってくる。
しかし結婚したのはマデリーンで、婚約者を奪われたヘレンは過食症になる。
14年後、かなり老けてきたマデリーンの前に、若々しいヘレンが現れる。
これだけのメンバーとなると、弾けることは出来ないかも。
まさにブラックコメディ
思い出補正
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