底抜けのるかそるか

劇場公開日:

解説

「底抜け西部へ行く」につづくディーン・マーティン=ジェリー・ルイスのコンビが笑わせる今回は大陸横断弥次喜多道中。アート・ラザラスのオリジナル・シナリオを「スカートをはいた中尉さん」のフランク・タシュリンが監督、「底抜け西部へ行く」のダニエル・L・ファップが撮影を担当した。編曲指揮は「画家とモデル(1955)」のウォルター・シャーフ。助演は「熱砂の舞」のアニタ・エクバーグ、「四角いジャングル」のパット・クローリー、ボクサー出身のマキシー・ローゼンブルームなど。

1956年製作/95分/アメリカ
原題または英題:Hollywood or Bust
配給:パラマウント
劇場公開日:1957年4月20日

ストーリー

ニューヨークの賭博師スティーヴ(ディーン・マーティン)は、3000万ドルの飲み屋の借金を返すため映画館の懸賞籤を偽造して金を造ろうとした。当選発表の日、彼がトランクに偽造籤を詰めていくとそこに箱に籤を一杯持った男がいた。マルカム(ジェリー・ルイス)という映画ファンで、彼も賞品の自動車を取ろうと、何回も映画館に入って籤を貯めていたのだ。当選番号が発表された。スティーヴは偽造の籤の中から当り籤を探して舞台に上ったが、本物の籤をマルカムが持っていたので大騒ぎとなり結局、自動車は2人のものとなった。スティーヴは自動車を売ろうと持ちかけたが、マルカムはアニタ・エクバーグの猛烈なファンで自動車で大陸を横断、ハリウッドへ行ってアニタと会うつもりだったので承知をしない。スティーヴは途中でマルカムをまいて車を盗もうと考え、2人は大陸横断旅行に出発した。しかし、マルカムがグレート・デンの愛犬"ミスター・バスカム"を連れていたのと、途中でダンサー志願の若い娘テリー(パット・クローリー)が同乗したのでスティーヴの企みは崩れてしまった。しかもテリーは彼を愛するようになった。かくて犬のバスカムを加えた3人の珍道中が始まるが、数日後、一行はラス・ベガスに着く。丁度アニタ・エクバーグ(本人)が遊びに来ていたのでマルカムはすっかり興奮、飛んだ失敗を演じたりする。やがて3人はハリウッドに着く。スティーヴもテリーの純真な気持ちに動かされ賭博から足をあらい、パラマウント撮影所のアニタに会いにいくマルカムに手を貸すことにした。厳重な撮影所の入口を突破したスティーヴは、唄のテストを受けるテリーの声に合わせて歌って見事彼女を合格させる。一方、マルカムはアニタの撮影中のセットに紛れ込み、セットをぶち壊すという大失敗を演じた。しかしバスカムが監督に認められて一躍大スタートなり、彼らの珍旅行も終わりを告げた。

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