殺人者はバッジをつけていた
劇場公開日:1954年9月
解説
「嵐を呼ぶ太鼓」のジュールス・シャーマーが製作し、俳優出身のリチャード・クィン(「ブロードウェイ(1941)」)が監督した犯罪映画1954年作品。トーマス・ウォルシュとウィリアム・S・バリンジャーのストリーから「限りなき追跡」のロイ・ハギンスが脚色した。撮影は、「限りなき追跡」のレスター・H・ホワイト、音楽監督は、「乱暴者」のモリス・W・ストロフ。主演は「ケイン号の叛乱」のフレッド・マクマレイで、新人キム・ノヴァクが共演、以下「夜も昼も」のドロシー・マローン、フィル・ケイリー、E・G・マーシャルなどが出演。
1954年製作/アメリカ
原題または英題:Pushover
配給:コロムビア映画会社
劇場公開日:1954年9月
ストーリー
ある朝、ホイーラーという男ともう1人の男が銀行を襲い20万シドルを奪った上、守衛を射殺した。刑事ポール・シェリダン(フレッド・マクマレイ)はホイーラーの情婦ローナ(キム・ノヴァク)とふとしたことからねんごろの仲となったのを利用し、同僚のリックとローナの向かいの部屋に張りこんで彼女を監視していた。ローナはポールが刑事であることをすぐに知ったが、といって彼が好きなことには変わらなかった。そして、ホイーラーを殺して20万ドルを山分けしようと持ちかけた。一方リックはローナの隣室に住む看護婦アン(ドロシー・マローン)に夢中だった。金と色に目のくらんだポールはローナと再びアパートの屋上で密会し、ホイーラー逮捕のてはずを決めたが、計画はどたん場になって失敗し、ポールはやむを得ずホイーラーを背後から射殺してしまった。そして同僚には正当防衛としてごまかした。しかし、同僚のパディから真実を部長に報告するといわれて彼を射殺した。そのころ、リックはアンからポールのことを知らされていたが、ポールはアンを人質にしてローナと一緒に逃げようとし、警戒中の警官に射殺された。アンは無事にリックのもとへ帰ることが出来た。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・クワイン
- 脚色
- ロイ・ハギンズ
- 原作
- トーマス・ウォルシュ
- ウィリアム・S・バリンジャー
- 製作
- ジュールス・シャーマー
- 撮影
- レスター・H・ホワイト
- 美術
- ウォルター・ホルシャー
- 録音
- ジョン・ライバダリー
- 編集
- ジェローム・トムス
- 作曲
- アーサー・モートン
- 指揮
- モリス・W・ストロフ
- アソシエイト・プロデューサー
- Phillip A. Waxman