「デヴィッド・リンチの名作」エレファント・マン ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
デヴィッド・リンチの名作
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公開当時、非常に話題になっていたにも関わらず怖くて見なかったものの、ずっと気になっていた。ジョン・ハートが普通の外見の俳優だと知ってホッとしたのを覚えている。見世物小屋の見世物として最低の暮らししかしておらず、最初はYes/Noも言えなかったエレファント・マンが、顔の造作の関係で上手くは喋れないけれど実は高い頭脳と気高い内面を持っていて、ドクターの家に招かれて家族の写真を見せてもらい、自分の唯一の宝物である美しい母親の写真を見せて、母親への思いを語るシーンは感動。病院に引き取られたエレファント・マンは隔離病室で暮らすが、病院の下劣な使用人が、お金を取って窓からエレファント・マンを見せるが、カーテンを引けば良いのに!と思う。
ちょっと気になったのは、結局エレファント・マンの内面の美しさを見抜き、普通の人間として扱うのは医師や一流の女優といった高貴な人たちで、奇異な外見を怖がり面白がるのは労働者階級、ということになっている点。
見世物小屋で働いている少年は、なんとデクスター・フレッチャー!
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