「自分の心と葛藤」エレファント・マン KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の心と葛藤
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この作品に限らずこういうタイプの作品を観ると自分の心の醜さを感じ観終わった後にモヤモヤしてしまう。
この作品には多くの醜い心をもった人物が描き出されている。ジョンに暴力したり罵声を浴びせるような醜い心を持ち合わせてる事はないが、では彼のような奇病の者が目の前にいて助けを求めていたら助ける事ができるか。恐らく自分にはできないし、色物で見てしまい避けてしまうのが現実であろう。
そういう自分を想像すると、暴力や罵声を浴びせるような者と根本は変わらないんじゃない気がしてきてなんだかモヤモヤした気持ちになる。
話は作品内容に戻るが、今作は4Kリメイク上映ということで足を運んだ。そんなに画質が良くなったようには個人的には思えなかった。
もう40年も前の作品になる為近年の作品描写とはやはり異なる部分や違和感を感じるところもあるが、それでも見易く色々と自分の心と会話ができる作品である。
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