「リンチワールドが見え隠れするヒューマンドラマ」エレファント・マン regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
リンチワールドが見え隠れするヒューマンドラマ
確か月曜ロードショーで放映されたのを観て以来、実に数十年ぶりに4Kで再見。
デイヴィッド・リンチがどういう監督なのかを知った今となっては、フリークスへの偏愛ぶりやホラー的演出などは、いかにも彼らしい。
今やハンディキャップ映画は珍しくなくなったものの、それでもエレファント・マンが背負う過酷な運命は、他の追随を許さない。
にしても、たまたま会話していた相手がアメリカのインランド・エンパイアという地域の出身と聞き、その地名から映画『インランド・エンパイア』を思いついたリンチが、「エレファント・マン」というタイトルに惹かれて監督することにしたというあたり、インスピレーションや直感に従う作品づくりはホントにブレない。
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