ゴールデン・キッド

劇場公開日:

解説

ルイ・ラムーアの原作をジャック・ナットフォードが脚色、出演俳優の1人リチャード・カールソンが監督した西部劇。撮影はマニュエル・メシング。音楽はジョニー・ダグラスが担当。出演は「野望の系列」のドン・マレイと「バイ・バイ・バーディー」のジャネット・リーに、「見知らぬ人でなく」のブロデリック・クロフォードが共演。製作はジャック・O・ラモントとジェイムズ・J・ストロウ・ジュニアが共同で当たっている。さらに総指揮をエリス・サードが担当。

1966年製作/アメリカ
原題または英題:Kid Rodelo
配給:パラマウント
劇場公開日:1966年9月6日

ストーリー

キッド(ドン・マレイ)とハービン(ブローデリック・クロフィード)はシェリダンに向かって馬を飛ばしていた。その町に5万ドルの黄金が隠されているという秘密の情報を手に入れたからだ。ところが、ハービンが些細なことからやくざを殺したため黄金を目の前にして、2人はユマの監獄へぶちこまれた。もともと無実のキッドは、1年の刑で出獄した。キッドに黄金を1人占めにされてはと、ハービンは囚人仲間のトーマスと脱獄、キッドの後を追った。一方、いずこともなく黄金の秘密を嗅ぎつけたインディアン、ヤクイ族の酋長キャバリーも一族を率いてシェリダンに向かった。さらにキッドがシェリダンに入った時、リンクとその女ノラ(ジャネット・リー)がなかば脅迫して、黄金探しに加った。黄金はあるにはあった。しかし表面上山わけを約束した彼らだったが、黄金をまのあたりにすると、それぞれに1匹の野獣にしかすぎなかった。キッドがなかに入って協定を結ぼうとしたのにも拘らず、リンクはハービンに撃ち殺された。翌朝、キッド、ノラ、ハービンの3人はシェリダンを出発した。まもなくインディアンののろしが目に写った。いよいよキャバリー・ハットが彼らを追ってきたのだった。キッドらの一行が砂漠にさしかかった時突然インディアンが襲撃を開始した。インディアンとの交戦中、どさくさにまぎれハービンはキッドに銃口を向けた。しかしインディアンに背を向けた時、ハービンの背中にキャバリーの銃弾が命中した。そして次の瞬間、キッドはキャバリーを撃ち倒していた。酋長を失ったインディアンは静かに消えていった。黄金を手にしたキッドは、いつしか愛のつぼみがふくらんでいたノラとユマの町へ向かった。

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