コマンド

劇場公開日:

解説

「フェザー河の襲撃」のデイヴィッド・ウィスバートが1954年に製作したWB社のシネマスコープ第1回作品、サタディ・イヴニング・ポスト紙に連載されたジェームズ・ワーナー・ベラ(「リオ・グランデの砦」)の原作を「地獄と高潮」のサミュエル・フラーが潤色、「井戸」のラッセル・ヒューズが脚色した。監督は「二人でお茶を」のデイヴィッド・バトラーである。「午後の喇叭」のウィルフリッド・M・クラインが撮影監督にあたり、音楽は「南部に轟く太鼓」のディミトリ・ティオムキン。出演者は「フェザー河の襲撃」のガイ・マディスン、新人ジョーン・ウェルドン、「アスファルト・ジャングル」のジェームズ・ウィットモア、「ブラボー砦の脱出」のカール・ベントン・リード、ハーヴェイ・レムベック、レイ・ティールら。

1954年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Command
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1954年9月21日

ストーリー

ワイオミング辺境、1878年。軍医大尉ロバート・マックロウ(ガイ・マディスン)は、中隊長フォーサイト大尉戦死のあとをうけて部隊の指揮をとることになった。マックロウの隊は、キャッシュマンの街でジェインウェイ大佐の部隊と合流し、同行の幌馬車部隊を護衛しながら目的地パラダイス河に向かった。出発して間もなく一行はインディアンの執拗な攻撃をうけ、加えて幌馬車隊に天然痘患者が出たため一行は恐怖の坩堝にたたきこまれた。マックロウは看護婦マーサ(ジョーン・ウェルドン)と協力して負傷者の手当や天然痘の伝染防止につとめるうち、お互い愛し合うようになった。引き続くインディアンの攻撃にジェインウェイ大佐も倒れ、マックロウに全部隊の指揮がゆだねられた。マックロウは、まず傷病兵たちをパラダイス河へ向けて先行させ、残り6台の幌馬車に武装を施して後から出発した。夜明けとなってインディアンは猛攻撃を開始したが、大砲をかくし持った部隊は長時間にわたる奮闘の後、ついに敵を撃退することに成功した。天然痘と思われた患者も実は危険のない水痘と判明し、パラダイス河への旅を続けるマックロウとマーサの顔は明るかった。

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