ガラスの靴(1955)

劇場公開日:

解説

「リリー」のエドウィン・H・ノッフが製作したバレエ音楽映画 。脚色と主題歌“Take my Love”の作詞は「リリー」のヘレン・ドイッチェ、音楽と主題歌作曲は「リリー」の主題歌“HiLili HiLo”の作曲者ブロニスロー・ケイパー、撮影はアーサー・E・アーリング、舞踊振付は「アンデルセン物語」に自身出演したローラン・プティが夫々担当した。出演は「足ながおじさん」のレスリー・キャロンをはじめ「エジプト人」のマイケル・ワイルディング、「第8ジェット戦闘機隊」のキーナン・ウィン、エセル・ウィンウッド、「底抜け最大のショウ」のエルザ・ランチェスター、「ブリガドーン」のバリイ・ジョーンズなど。他にこの作品でデビューしたリリアン・モンテヴィッチとバレエ・ド・パリ団が出演する。「リリー」のチャールズ・ウォルタースが監督したイーストマン・カラー1955年作品。

1955年製作/アメリカ
原題または英題:The Glass Slipper
配給:MGM
劇場公開日:1955年11月19日

ストーリー

昔、ヨーロッパのある小さな国の都では、この国のチャールズス王 子(マイケル・ワイルディング)が長い旅から戻られて大舞踊会のうえお后をお選びになるというので大騒ぎだった。バーデナとセラフィナ姉妹も母親サンダー未亡人(エルザ・ランチェスター)に連れられて王子の眼にとまらんものと道筋で待ち構えていたが、継娘のエラ(レスリー・キャロン)はボロを着せられて人々の後ろをうろついていた。エラはいつも邪魔者扱いだが、彼女自身はきっと王子のお后になるという夢を抱いて不思議な老婆トケエ夫人と話し合うのだった。ある日エラが、いつも老婆と待ち合わせる小川のほとりで遊んでいるとそこにやってきた王子は何故か薄汚い彼女に心を動かされお城の料理番の伜と偽ってエラに踊りを教えた上、舞踊会の招待状を与えた。大舞踊会の夜がきたがボロをまとったエラは1人残され泣き疲れて眠ってしまった。そこに現れたトケエ夫人はエラをやさしく起こし美しいガラスの靴や衣裳を与えて「12時迄に必ず帰るんですよ」と念を押して彼女を馬車に乗せた。宮殿で料理場を探したエラはすっかりまごついて、舞踊会の場所に出てしまった。しかし彼女は料理番の息子が実は夢にみつづけた王子だったことを知り、2人は時間も忘れて踊り続けた。12時を知らせる鐘に気づいたエラはあわてて片方のガラスの靴を飛ばしたまま馬車に乗った。数日後エジプトの王女テハラ姫(リリアン・モンテヴィッチ)がお后になるという噂が都中に拡がりエラは悲しみのあまり僅かな持ち物をまとめて家を出、思い出の小川に行った。そこで何時のまにか眠ってしまったエラが舞踊会の夢をみている時、彼女の後ろで王子の声がきこえた。目覚めたエラの前ににこやかに立った王子は片方のガラスの靴をさし出し晴れのお后にエラを迎えることを人々に告げた。

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