「マリリン・モンローが大統領夫人になっていたらとの妄想が…」エビータ KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
マリリン・モンローが大統領夫人になっていたらとの妄想が…
少し前に
「プリティ・リーグ」を観たところ、
マドンナが出演していたので、
彼女繋がりでこの作品を初鑑賞した。
ミュージカルの苦手な私だったが、
エビータ世界に初めて触れたこともあり、
興味深く鑑賞することが出来た。
先ず驚いたのが、
この作品の大作感溢れる雰囲気だった。
場面場面での大人数のエキストラの動員
からは、舞台ミュージカルに負けじとの
意欲を感じる映画だった。
この作品、ある意味、
33歳の若さで亡くなったという
エバ・ペロンの波瀾万丈の立身出世物語
なのだろうが、
何故かケネディと親密になった
マリリン・モンローが頭をかすめ、
彼女がエバのように
大統領夫人になっていたらとの妄想が
頭をかすめたのは御愛嬌だった。
私の生涯ベストテンの1作品に
「ジーザズ・クライストチ・スーパースター」があるが、
ミュージカル映画としては、他に
「シェルブールの雨傘」と
「サウンド・オブ・ミュージック」
くらいしか好みの無い身としては、
この作品は
期待していた以上の鑑賞とはなったが、
マドンナの演技がどうのこうの以前に、
興味深く感じたエバ・ペロンの生き様に、
デイフォルメ的表現手法である
ミュージカルでは無い、
彼女の深層心理そのものに迫るような
エビータ物語を見てみたい
との想いも募った。
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