エビータのレビュー・感想・評価
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よく、全編ミュージカルで通した!
BSで視聴。
マドンナとアントニオ・パンデラスの
演技が光った。マドンナはプリティリーグだけでなく、この作品でも演技に挑戦。見事。
アルゼンチン史がテーマ。エヴァの視点で観たアルゼンチン史。アルゼンチン通はぜひおすすめしたい作品。
それにしても全編ミュージカルにはびっくり。
よく、このストーリーを全編ミュージカルで通した。
マドンナのミュージカル映画
公開後のレンタルビデオで観た初回。
当時は寝落ちてしまい、再鑑賞する気にもなれず返却。
今回、BS録画で20年ぶりぐらいに再鑑賞。
マドンナの「華」は、この頃少しずつ翳りが出てきたように感じてしまう。
そりゃそうだ、「Like A Virgin」の瑞瑞しさと官能さにノックアウトされた世代だもの。
イデオロギー抜きで見よう♥
意識的なのだろうが、ラテン系のリズムを使って、作曲されていると思う。一聴するとロックのようであるが、色んな曲調の曲が混在して実に面白い曲が多い。
アルゼンチンと言えばタンゴだと思うが、あまり登場しなかった。ボサ・ノヴァやサンバまで登場した。
オジキが好きだった曲が『Don't Cry for Me Argentina』で、インストルメンタルで何枚かレコードを持っていた。例えば、良く聞かされたのは『ジェームス・ラスト』の『Don't Cry for Me Argentina』だか。だがしかし、この映画をオジキは見ていないと思う。なぜなら、死んじまっているので、マドンナの歌声は聞いている訳が無い。
なお、この映画のオリジナル曲とブロードウェイのオリジナルがこの映画で混在するらしい。どれが該当するかはしらない。少なくとも『Don't Cry for Me Argentina』はブロードウェイたが。
今日は映画は初見だが、オジキが『見てない事実』も初めて知る。と言いつつ、ひょっとするとまだ生きていたかも。今度運良く天上に召されたら聞いてみよう。もうすぐ会える。
この演出家は『ミッドナイト・エクスプレス』と『小さな恋のメロディ』の監督、制作者って初めて知る。アルゼンチンとイギリスって確かフォークランド紛争で仲悪かった。まぁ、表向きだが。
イデオロギー抜きで見るべきだが、ペロンやエビータがどんな人物かは知っておくべきだろう。
追記 私的見解だが『ABBA』の『ベニー・アンダーソン』さんに作曲してもらったら、もっと色々な曲が出来たと思う。確かに、後半は単調になるね。でも、合唱もあるし。口パク丸だしでも許せる。
なんか『マンマ・ミーア』見たいなところがあると感じた。
Don't Cry for Me Argentina♫
若かりし頃、敬愛するA.パーカーの最新作が公開されるということで、迷わず海外赴任先の劇場に足を運んだ。勿論字幕などなかったのであまりストーリーは理解できてなかったんだろうけど、だからこそかも知れない、そしてなんせミュージカル映画なので劇場の映像と音響の迫力もあってかそれなりに感動した。少なくとも今までそう思い込んでいました。
が、この作品って日本ではほとんど評価されてないんですね。レビューもほとんどない。あまりにも寂しいので私が・・・
先日たまたまBSで放送されたので、懐かしさも込めて再鑑賞したところ・・・大ヒットミュージカルを世界的大物シンガーを起用して映画化したまぎれもない超大作なんだけど、そこにA・パーカーらしさはほとんど見出すことが出来ませんでした。制作にあたってはいろいろいわくもあったようで、全盛期のマドンナの起用やオリジナルのミュージカルとの兼ね合いやなんやかんやで制約でがんじがらめやったんでしょうね。共同脚本に、あまり作風が好きではないO・ストーンが名を連ねているのも、やっぱり、って感じ。
でもいろいろなカテゴリーの作品に挑戦し沢山の名作を世に送り出し我々を愉しませてくれたA・パーカー。このミュージカル大作はそのうちの一作品。パーカー教信者の私にとっては、やっぱり意味のある一本でした。
ミュージカル仕立て
マドンナ扮するエバペロンが亡くなったと伝えられた。エバは愛人の子として生まれたのだった。
ミュージカル仕立てで作られたからちょっと変わった展開だったね。。アントニオバンデラスが頑張って歌っていたよ。
巨大なMTV映画
マドンナ本作主演時38歳、正に女盛り
大人の女性の魅力が画面一杯に広がって、そのかぐわしい匂いに酔いしれてしまう
小柄、そして細い、しかし華がある
常にスポットライトが当たっているかのように輝いている
演技も歌唱も素晴らしい、見事だ
さすが第一線で長く活躍する彼女だけある
シェルブールの雨傘の様にすべての台詞は歌唱で行われるのが最大の特徴
楽曲はマドンナに合わせロック風味が多いが、中には良い曲も散見する
エヴァがペロンに初めて会う時のロマンチックでセンチメンタルな曲は何度も聴き返したくなる名曲だ
この曲はエンドロールにも使われている
映像も美しい、しかも豪華だ
セット、ロケ、群衆、衣装、小道具、撮影
どれを取っても申し分ない出来映えだ
しかし映画全体としては単調であったのは否めない
冒頭の父の葬儀と自らの国葬をオーバーラップさせるたり、チェ・ゲバラを狂言回しに登場させるなど、構成に工夫を凝らそうと監督が努力しているのは観ていて分かる
やはり実在の近代の人物、それも一国の大統領夫人で、なおかつその国民から今もなお敬愛されている人物だけに、映画向けに大胆な翻案はとてもできなかったのだろう
映画的自由度を奪われた中で監督はよく頑張ったと言えるのではないだろうか
しかし、単調であり睡魔に襲われてしまった
やはり本作の最大の見所と成功点はマドンナの起用に尽きる
巨大なMTV映画と言えよう
チェ・ゲバラ
暗かったはずの時代背景にこんなに明るい曲が似合うのか?映像と音楽とを切り離してほしいと思ったシーンもちらほら。マドンナの華麗さは上手く表現されていて悪くなかった。
なんと言ってもバンデラスがいい。役柄はチェ・ゲバラ・・・革命家。
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