エドワード・ヤンの恋愛時代のレビュー・感想・評価
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最初、名前と顔が一致せず
人間関係も全く把握できず、何がなにやらの世界でしたが、まあ、少しずつ、理解しました。
台湾のコメディ、おもしろかったですよ。
最後、よかったのですが、許せるのかなあ?と。
起きてしまえば普通のこと
短いエンドロールで、じわりと涙が出た。
浮気も裏切りも小さな行き違いや失敗も、天安門事件も文化大革命も、起こった後では全て、普通のこと、
普通のことがハプニングとなり毎日悲喜交々に生きていく
台北は広い、とモーリーはいい、大きなスポーツカーを乗り回すが、あまりにも人間関係の半径も直径も狭すぎてくすりと笑うのだ。
全ての登場人物に魅力的な、辛くも甘くも普通で普通でもない、人生が詰まっていてエドワードヤンなのだ。
往年のフランス映画のような雰囲気もあり。揶揄するような中国共産党のスローガン風セリフににやっとして、台湾が成長を感じるモメンタムある時代の息吹。
情が司り潤滑と循環の源もなる中国式の人付き合い。
伝統的価値観と新しい行き方。
エンタメと芸術と金儲けと情の狭間を行き交うそれぞれの思惑と人生。
美しく楽しい軽やかでじんわりいつかまたのフライデーズに今から行っちゃう二人に癒された。おしゃれ香港映画とはちがうのだな、エドワードヤンの台湾台北。
ケンケンしすぎ
みんながみんな、好き放題感情を爆発させてケンケンしていて雰囲気が悪い。モーリーみたいな怒りっぽい女がいい女扱いされているのだけど、絶対遠慮したい。男は全員遠慮なくすぐ怒る。誰とも親しくなりたくない。
大げんかの後に体の関係になってすっかり恋人気分のモーリーに対して相手がゴニョっていると、それに対してモーリーがまたしてもブチ切れ。だからだろ、と思う。
群青劇って難しい
公開日当日のレビュー評価があまりにも高かったので、思いつきで鑑賞。
結果的には、自分にはそこまでマッチしなかったというとこです。
大人の人間劇が描かれていますが、感情輸入できず、ただ単にシーンが移り変わるだけな印象です(2度目、じっくり見れば違う感想になるのかな‥)
でも、最後のエレベーターは(予想できたけど)良かったですね。爽やかなエンディングです。
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