「二千年前の君から、3日後のあなたへ。」エドワード・ヤンの恋愛時代 やさんの映画レビュー(感想・評価)
二千年前の君から、3日後のあなたへ。
他人のネクタイを締めるのは意外と難しい。
普段何気なく行っている事でも、視点が変わるとあれ?どうだったっけ?と分からなくなるもの。
理想論も、情の前では机上の空論に過ぎない。
あ!っという間に、かくかくしかじか語らっているうちに若者の興味は日々違うものに更新されていく。
逆光が美しい夜明けのオフィスは、若者たちが太陽すらも追い越してしまった様に錯覚する。
青春群像劇を締める完璧なラストシーンは、もう一度観たくなるほど素晴らしい。語り部が例の思想家だったら面白い。彼もまた、呼び戻されたのだろう。
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