劇場公開日 2023年8月18日

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「【1990年代前半の台北を舞台にした同級生、恋人、姉妹、同僚などメンドクサイ男女8人の恋物語。それでも彼らは前を向いて生きて行こうとし、お互いの関係性も続けようとしているのである。】」エドワード・ヤンの恋愛時代 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【1990年代前半の台北を舞台にした同級生、恋人、姉妹、同僚などメンドクサイ男女8人の恋物語。それでも彼らは前を向いて生きて行こうとし、お互いの関係性も続けようとしているのである。】

2024年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

知的

幸せ

■急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。
 若き女社長モーリー(ニー・シューチュン)が経営する会社の状況は良くなく、婚約者・アキン(ワン・ポーセン)との仲もうまくいっていない。
 チチ(チェン・シャンチー)は親友・モーリーの会社で働いているが、彼女に振り回され、恋人・ミン(ワン・ウェイミン)との関係も雲行きが怪しくなる。

◆感想

・正直に記載するが、実は今作が”4Kリマスター版”として、昨年8月に上映された時には
『牯嶺街少年殺人事件』の名匠、エドワード・ヤン監督の作品と言う事もあり、期待をして足を運んだ。
 だが、『牯嶺街少年殺人事件』の面影は無く、私の苦手な(と言うか一切見ない)トレンディドラマの様な展開と、登場人物の多さに、しっかりと理解できなかった作品である。

・で、悔しいので、一年振りに鑑賞をした訳であるが、流石に二回目となると人物相関図も頭の中に出来上がり、ナカナカに面白かった作品であり、日本のバブルの時代の若き働き手男女もこんな感じだったのかな、と思いながら鑑賞した。

<これは、私の勝手な感想だが、登場する男女たちは色々と面倒くさい状況の中でも対人折衝を諦める事無く、時には”生きて居る事は素晴らしい。”などと話し乍ら、前を向いて生きて行こうとしているし、お互いの関係性も続けようとしている。
 それこそが、故エドワード・ヤン監督が描きたかったことなのかな、と勝手に推測した作品である。>

NOBU