愛と死の間でのレビュー・感想・評価
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面白いけど、謎解きエンタメかな。
初めて見る分には面白いが、
謎解き映画で、テーマが無いように感じるため、非常にエンタメ向き。
ネタバレされたら、見る価値が非常に低い。
雰囲気は重厚でミステリーな雰囲気抜群だが、やはり一回見ればいいかな。
この映画にテーマがあったのか、未だ分からない。
エンタメならば、ディズニーとか、ジブリとか、あんな感じだと何度も見たくなる。
ストーリーの謎解きは、よく練られているため面白いです。ので☆3。
この映画のタイプの謎解きは、あれに似ている。なぞなぞ、クロスワードパズル、だから答えが分かったら2回見たいとは思わないんだな。
暇つぶしには最適かと。
暇な休日に家族で鑑賞、数十年前かな。
ハサミ
公開当時にアル・パチーノ主演『恋のためらい/フランキーとジョニー』との二本立て上映での鑑賞、小学生だった自分には少し難しかった印象が。
前世からの生まれ変わりなど複雑に思われる要素から催眠術が物語の核となり、記憶を取り戻す為が要は印象操作によって隠蔽を企てる犯人探しに様変わり、当時の生き残りからの証言で勝手に進む物語とラストはお決まりのよな大衆向け90年代アメリカ映画らしい懐かしさ。
アンディ・ガルシア目当てに観た記憶とロビン・ウィリアムスを忘れていた、今や監督として売れっ子になったケネス・ブラナーの初々しいハリウッド・デビュー作。
公開当時、仙台東宝にて鑑賞。
催眠術
冒頭のモノクロ映像。1949年ピアニストであるマーガレット(トンプソン)殺害の罪で死刑判決を受けた作曲家の夫ローマン(ブラナー)が新聞記者を呼んで「愛していた」ことを記事にしてもらいたかったが、死刑執行直前に妻に襲いかかる・・・といった夢で現実が始まる。
40年前の殺人事件での男女が現在のマークと記憶喪失の女性を同じ俳優が演じているのがミソだ。怪しげな医者(ロビン・ウィリアムズ)が「前世でローマンがマーガレットを殺したなら、因果関係で女が男に復讐する」と言ってたように、立場が逆転してしまうことを想像してしまう。ところが逆転の発想は男女の入れ替わりという手段で驚かされるのだ。若干頭が混乱してしまい、マークがマーガレットだと自分に言い聞かせても、どちらが復讐心を持っているのかわからなくなってしまう。しかし、脚本は上手く、40年前の殺人事件の真相は別の犯人によるものだったと結びつける。家政婦の息子。それは催眠術治療を行っていたフランキー(デレク・ジャコビ)だったのだ。記憶喪失の女に拳銃を渡したのは「マークが殺しに来る」と単純に入れ知恵したと思わせておいて、実は自分の身を守るためだったのだ。犯人が別にいたということは妻を殺されたローマンだって復讐する動機があるわけで、当然真犯人に対して二人がかりで復讐する。クライマックスではハサミだらけの部屋での格闘。記憶喪失の女は記憶を取り戻したんだろうか?まぁ、二人が結ばれてハッピーエンディングなんだろうけど・・・
ひげを剃ると全くわからないほどのケネス・ブラナー。やっぱり演技はいい。それに催眠療法士のデレク・ジャコビ。言語障害があったという設定も面白いし、彼が『英国王のスピーチ』にも登場していることが興味深いことだ。ガルシアはあまり活躍してなかったが、喉から煙を吐くシーンは印象的。そして、新聞記者ピート役のウェイン・ナイト(『ジュラシック・パーク』で混乱の原因を作ったシステムエンジニアの役者)がなかなかいい味を出していた。
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