「内角攻め」42 世界を変えた男 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
内角攻め
黒人初のメジャー選手。デビューした1947年にはその年に初めて制定された新人賞を受賞、盗塁王も取っている。リーグ優勝への大きな原動力となるほどだった。その後には1949年に首位打者をとり、引退後には野球殿堂入り、死後にはジャッキー・ロビンソン・デーが設けられるなど、メジャーでは忘れてはならない人物のようだ(知らなかった・・・)。
リッキーが契約時に、喧嘩をしないようにとか約束させるが、その意味がわかるのは3Aのオリオールズに参加したときから・・・とにかく人種差別主義者たちのブーイングが飛び、その怒号に打ち勝たねばならなかったのだ。彼の反撃する気持ちを抑えつけるのが最初の試練だった。悔しくてもやじに勝たねばならないこと。それが彼の精神をますます強くしてゆく。
リッキー(フォード)の言葉に、「同情(sympathy)はギリシア語では苦しみを表す言葉だった」というのがなぜか印象に残る。苦しみを分かち合うことで同情が生まれるのだと・・・いいとこどりのリッキー(笑)。
映像ではビーンボールを受けるとき、内角攻めをされるときの球筋!これがまた3Dでもないのに恐ろしかった。
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れいすけ(休眠中)さんのコメント
2021年8月18日
kossyさん、シンパシーをくぐると、語源はやはり苦しみでしたが、正確には、共に苦しむです。シンパシーは共感とポジティブにしか使わないと思ってたけど、同情、哀れみとあり。哀れみと共感はまるでニュアンス違いますがね。言葉は面白いですね。