「雑だな~( ´゚д゚`)アチャー」ストロベリーナイト 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
雑だな~( ´゚д゚`)アチャー
ドラマ版はちょこっとしか観たことないけど、行きつけのシネコンにどでかい垂れ幕が貼ってあったのと、予告編が印象的だったので観に行くことにしました(・∀・)
このドラマ弟が大好きだったけど、竹内結子扮する姫川の仏頂面と糞生意気な言動がどうにもこうにも感情移入できず、俺は全然はまらなかった(;´д`)=3トホホ・・
西島秀俊扮する菊田もどうかね(´ヘ`;)ウーム…
その前にテレビで放送した『ダブルフェイス』もそうだし、西島秀俊って刑事役やると同じにしか見えないんだよな~
若い頃やってた『はぐれ刑事純情派』の若手刑事はいい感じだったんだけど(・∀・)イイ!!
それでまあ今回の『ストロベリーナイト』映画版だけど・・・
映画が始まった途端「インビジブルレイン」と画面に表示される。
Σ(・ω・ノ)ノ
これってオムニバス???
・・・じゃなかった(;・∀・)
原作の小説は読んでないけど、この映画版の原作は『インビジブルレイン』なんだとか。
ファンの間ではこのことは周知の事実らしいけど、これって一見さんとか原作読んでないファンには分からんのじゃないか?ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
そのタイトル通り映画を通してずーーーーーーーーーーっと雨が降り続いてる。
この演出どうかな~~~~
ずっと雨が降ってるから、容疑者の家を訪問したり張り込みしたりする時も大雨の中傘差してたり、車でワイパーかけてたりしてる。
そしてこの雨は大した意味を持ってねえと思う(゚∀゚)
仮にこれが姫川の心象風景をイメージしてるとしたら、はっきり言って上手くねえ(`・д・´)9m ビシッ!!
肝心要の大事な場面で雨を降らせるとか、小雨にしたりどしゃ降りにしたり色々強さを変えるとか、工夫があってもよさそうなもんだけど、ずっと同じような強さの雨を降らせてるのは見てて飽きる(´Д`)ハァ…
まあそれはいいとしても・・・
まず映画の冒頭
「私はあの日、生まれ変わった。血の涙と共に。」
まあこれは決まり文句だけど、このキャッチコピー実は大して映画と関係ねえ(・∀・)
高校生の頃姫川は暴行された経験があって、それを糧に刑事になって犯罪を取り締まることを決意するし、その恨みがあるから上に噛みついてでも犯人を逮捕しようとするはみ出し刑事になったわけだけど・・・
大沢たかお扮するやくざの幹部の牧田と何でねんごろになるかね?
しかも車の中で(;´∀`)
それも「あんたの心にある闇を殺せるのは俺しかいない」って・・・
まあ言いたいことは分かりますよそりゃ(゚∀゚)
心に闇を抱えた姫川の闇を消せるのは、見ててまぶしいほどの光を持つ菊田じゃなくて同じ闇を抱えた牧田ってことで、だから姫川は牧田と事に及ぶんだろうけど・・・
つい最近会ったばっかりで、しかも事件の容疑者で、今まで身分を偽ってた男に口車に乗せられた程度で簡単に行っちまうのはどうなんだろ???
普通過去にそういう目に遭った場合、人一倍警戒心が強くなるんじゃないのかね???
それが何回も会ってて、徐々に説得されるような状況なら分からなくもないけど、数回だけだろ???
しかもそれで一時的にでも、闇が晴れたような感じがする描写
ほんとにその程度で解決すんのか???
だとしたら大したことないトラウマなんですね(゚д゚)
それで菊田が嫉妬して牧田の事務所に乗り込んで行って
「・・・主任を巻き込むな( ゚Д゚)ゴルァ!!」
「・・・男の目になりましたね(´ー`*)フッ」
ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?
つうか事件関係なくなってるだろこれ(ノ∀`)アチャー
それで肝心の事件の方だが・・・
染谷将太扮する容疑者の柳井健斗について調べるな!!!と上の連中が姫川に釘を刺すだけど、その理由が何ともま~~~~~~~~~お粗末だこと(´・ω・`)
ノンキャリアの星である三浦友和扮する和田課長が昔担当してた事件で、容疑者が警察の取り調べを受けて自殺したという過去があって、その真相を調べることは和田課長が責任を取らされるからだってさ(´・∀・`)ヘー
高嶋政宏と遠藤憲一と渡辺いっけいと武田鉄矢は昔和田課長に世話になったから、姫川に変に引っ掻き回されて和田課長の責任になることだけは避けたいとか。
姫川はいつものふてくされた仏頂面と糞生意気な口調で「そんなの絶対おかしいです!!!ヽ(`Д´)ノプンプン」
まあそりゃそうだ(・∀・)ウン!!
でもそこまで必死に止めてる割には姫川の単独行動を黙認してるし、姫川班を捜査から外したりしてないのが何とも解せない(´・д・`)
そして合同捜査本部にいるマル暴の刑事の面々の風貌、確かにマル暴刑事って見た目もやーさんっぽいのが多いとは言うけど・・・ふざけ過ぎじゃねえか???
いくら警察は縦割りの組織だって言ったって、合同捜査本部でしかも捜査会議中にあんなあからさまな罵り合いしないだろうに(゚∀゚ ;)タラー
『大岡越前』の南町奉行所と北町奉行所の同心の罵り合いを連想しちまいました(゚∀゚)
まあそれもいいとして・・・
「柳井健斗の周りをうろちょろするんじゃねえ」と言ってた武田鉄矢扮する勝俣警部が、なぜか柳井健斗の居場所を分かっててそれを姫川にそれとなく教えるのは一体どういうことだ???
本心では姫川に解決してもらいたいと思ってたけど、大勢の和田課長の信奉者の前では何も言えなかったってことかね???
カレーをがさつに食うシーンとか、容疑者の家に上がってぶん殴りながら尋問するシーンとか、キャラを印象づけてるんだろうけど、別にこれもその後の展開と関係ねえし、何より勝俣警部ほとんど活躍するシーンがねえし┐(´~`;)┌
俺はこの勝俣警部はこのドラマでは一番好きなキャラだったんだけど、それもあんまり見られず残念(´・ω・`)
まあその勝俣警部の助けで柳井はアジトで自殺してるという現場を押さえるわけだけど、ここでやっと刑事ドラマらしい雰囲気が出て来たな~という感じ(;´д`)=3トホホ・・
ま~~~~~~~~長い前置きだったな(;´・ω・)
つうか染谷将太って『貞子3D』『悪の教典』『脳男』と最近死ぬ多過ぎじゃねえか?
田中哲司は事件の真相をもみ消そうと下に圧力をかけるけど、結局三浦友和が自ら記者会見で暴露して(´・ω・`)ショボーン
情けねえことこの上ない(;´∀`)
姫川は単独行動で事件を解決しようとするけど、その後菊田はじめ部下が次々と傘をさして姫川の所に馳せ参じて来て・・・
「あなたたちまで巻き込めない!!!」
「俺たちは姫川班です!!!」
つうかこの映画の中で姫川版全然役に立ってねえし(´゚∀゚`;)
今更「俺たちは姫川班です!!!」って言われてもねえ~(´ェ`)ン-・・
まあそれで牧田を追い詰めて、自首しろと勧めてたら・・・
子分の金子賢が真犯人で、牧田をナイフで刺すという
エェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ
何であれだけ牧田を信奉してたのに???
理由が「兄貴が逮捕されて恥をかかせるくらいならいっそのこと・・・」
(´Д`)ゴゴゴ・・(ノдヽ)ゴゴゴ・・( 乂 )ゴゴゴ・・ヾ(`Д´)ノ゛ゴルァァア!!
理屈が通らないことこの上ない!!!!!
意味が全然分からん(ヾノ・∀・`)
それで事件が解決したところで、こっちの予想通りやっと雨がやむ。
雨がずっと降ってるっていう映画も過去にあるけど、使い方がほんっっっっっと上手くねえ!!!!
姫川班は解散して、姫川と菊田の恋愛はどうなる???
みたいな流れで続編に持って行くのかこれは?
そして柳井の彼女はその後どうなったんですか???
ほんと脚本も演出も雑┐(´-д-`)┌
三角関係に持ってく意味も分からんし、結局牧田は犯人じゃなかったわけだし、柳井の父親の事件も真相はどうだったのかも全然はっきりしねえし、色んな要素を入れ込み過ぎて回収しきれない感じ。
お勧めできない乂(´Д`;)