永遠の0のレビュー・感想・評価
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視聴:1回目 推薦:若い子向け 感想:この映画観ただけで特攻隊の話...
視聴:1回目
推薦:若い子向け
感想:この映画観ただけで特攻隊の話を理解したり、心情を察したりはできないしもっと多くの話を聞いていかないとは分かった。特攻隊に進んでいく気持ちの切り替えが?だったのでなんでだろうで終わってしまった。臆病者と言われたのが実はのところまでは良かったのに、後半の話の持って生き方があまりハマらなかった。なぜ別の人に託したのか?分からずじまいで誰か解説してほしい。岡田くんはかっこよかった。
出てくる俳優さんすべて演技がすばらしかった!
戦争映画は大っ嫌いなのですが
岡田君、濱田君、新井さん、染谷君、、、と好きな人オンパレードすぎて
ずっと気になっていて、金曜ロードショーでしてくれたので見ました。
よかった。。。
泣くのはわかってたけど、数少ないけど私が見た戦争映画でいちばんよかった。
あの時代、生きたいということがどれほど大変だったか
少しだけわかった気がする。
でもやっぱお嫁さんの気持ちに感情移入しちゃうから
生きて帰って欲しいって心から願ってしまう。そんな時代に生まれたとしても多分。
出てくる俳優さんすべて演技がすばらしかった!
さすがオンパレード!!!!!!!!!!!
特に新井さんがよかったなあ。
この戦争映画が見えたのは
孫である春馬くんの視点からかかれていて
“今”があったから。
戦争に始まって戦争に終わるだけの映画はつらくてやっぱりみえない。。。
歴史を語る人々と物語の司会者
CG全開の戦争映画。
三浦春馬と吹石一恵がおじいちゃんの真実を追っていき、その話を聞くたびに過去のシーンが映像化される。
戦時中に生き残ろうとした宮部という男。いろんな人を生かして、戦後語り継がれる男。
気になるところが少々
見ていて引き込まれた映画ではあります。
なぜ宮部が特攻隊を選んだのかが謎のままです。見落としたかなーと思って調べましたが、映画でも原作でも描かれていないようですね。
そこまで考察する気が起こらないので、星4かなあというところです。
現代のシーンの「サポート」が下手
戦時中のストーリーは普通のエエ話。
その過去に触れた三浦春馬が演じる若者が成長する話にしたかったんでしょうが、その辺りの作りが中途半端でした。「若者は戦争に関心が無くなった」みたいなことを強調できればよかったんですが、熱心に戦時中の話しをする三浦春馬を友人たちが冷たくあしらうシーンがありますが、この友人たちもそこそこ知的な持論を言ってきてて(合コン中に)。
そこそこ含蓄のある人たちの話になっちゃってて、全く思想を持っていない自分はどの視点で見ればいいやらでした。
涙。・゜・(ノД`)・゜・。
孫の健太郎が姉と一緒に祖父の真実を探るストーリー。
祖母が亡くなり、母から祖母と祖父は再婚であり、母の本当の父は戦死した事を知った健太郎。本当の祖父とは誰なのか調べるうちに若き日の祖父の姿を知る事になる。
零戦のパイロットで教官でもあった祖父の宮部は戦友から臆病者と言われていた。しかし、真意は家族を守る為に生きて戻りたい!それだけだったのだが戦時中ご法度な思想でありお国の為に命を捧げる特攻で教え子が次々と命を落す様を見るうちに精神も病んでいく。
祖父について聞き歩くうちに戦争・特攻についての体験談を聞き学生の健太郎は今の自分達と戦争当時の祖父とを重ね戦争について考え始める。
戦争を知らない世代がテロリストと特攻を同じだと言うが健太郎は違うと反論する。
戦争体験者が高齢になり、こうした体験談を直に聞く事も無くなるが映画、ドキュメンタリーで繰り返し次世代に伝えていって欲しい。
この時代には誰もがこうしたつらい体験をしている、自分達だけが特別では無いと祖父は言う。
命の恩人である宮部に一生を捧げる祖父母の心の強さも日本人ならではの美徳でしょうか?
原作を読む前に
永遠の0
単行本で発売されてから随分経ちます。
又、漫画化されて、コミック本全5巻で販売されています。
私は両方共読んで、しかも観客が少なくなる迄待ってから映画館に行きました。
流石に観客は少ないだろうと思ってましたが、結構入ってましたね。
恐らく泣いてしまうだろうと思い、ここ迄鑑賞時期をずらして来たのですが、無駄なあがきだった様です。
さて映画の内容ですが、私が見た所、原作やコミック本との違いを探すのが主になってしまい、純粋に映画を楽しむ事が出来なかったのが本音です。
原作を読んで涙ぐんだシーンが割愛されていたり、原作とは違うシナリオだったりすると「オイオイ」と思ってしまいました。
多分この映画は原作を読む前に見て、純粋な涙を流してから原作を読んだ方が良いのかも知れません。
やはり原作の世界観を、映画の決められた時間内で表すのには無理が有ったのでしょう。
ネタバレになるかも知れませんが、原作に有った、特攻隊員自らがモールス信号で特攻状態を知らせるシーンが、全てバッサリと切られていたのは残念でした。
この原作内で、一番残酷なエピソードだと感じていただけに、本当に残念に思いました。
高山と言う新聞記者が登場しなかったのは、某新聞社に対する配慮だったのでしょう。
又、原作のプロローグは表現されていましたが、エピローグは割愛されています。少々残酷だったのかも知れませんね。
とは言っても、やはり涙ぐむシーンが多く有りましたので、ハンカチは持って行くべきですね。
と、言うことですので、原作を読む前に見ることをお勧めします。
人のために死を選ぶ
国のために死を選ぶことが当たり前の時代、家族のために生きることを選ぶ主人公。
しかし最後には死を選んでしまいます。
しかしそれは人のための死。
あの時代に家族を守ろうと生きる主人公に感動します。
日本にこのような過去があったことを忘れてはいけません。
2度とそのような時代が来ないことを願いたいです。
綺麗すぎる
戦争映画は涙なしでは見られないタイプの私ですが、これは泣けなかった。
なんか綺麗すぎる感じがした。
綺麗なところだけ選んで見せていたような。
そして最後の岡田と春馬のコラボのシーンは完全にいらないw
教材にしたいんですか?っていう。。
CGに拘る監督だそうで。確かに戦闘機に乗っているときの臨場感はすごかった。その代わり爆撃はちょっと…。
見た結果、原作が読みたくなりました。
映画はがっかり。。
原作が良かったし、映画の評判も良かったので地上波初、をみましたが・・。どうしても映画は説明不足になりますよねぇ。宮部さんが変わってしまった理由も映画ではよくわからなかったのでは。原作を読んでしばらくして映画を見たので細かいところを忘れてしまっていた私でさえ、唐突なシーンがあってわかりづらかったのですが、初めて映画のみ見た人はあれで理解できたのかしら?原作が戦争賛美と言われてますが、どこが??って思うのです。あれだけあの戦争は間違ってた、って登場人物たちに言わせてるのに。ほかの人が言ってましたが、景浦介山が佐伯 健太郎を抱きしめるシーン、現在に宮部が飛行機に乗って飛ぶシーンは不要でした。また、ラスト、宮部がにやり?と笑ってるのも私としては不適切と思いました。
最後まで一気に見た
あっという間に引き込まれ、一気に見てしまった。随所に伏線がしかれ、最後まで見る者を飽きさせない。
ただ、「なぜ特攻を志願したのか」というこの映画の最大のテーマの答えが明確ではなく、見終わった後もなんだかすっきりしない感じが残った。
岡田准一の迫真の演技がすごくよかった。
いい点もあるが、ふつうに下手な映画
別に特攻賛美映画だとは思わないが、だからといっていい映画ということもない、凡庸な映画。
あいも変わらず山崎貴監督、「あんたCGに専念すればいいのに」と思わざるを得ない作品でした。この人、なんでこんなに名匠扱いされてんですかねえ。
若手の役者さんたちの芝居は、ほんとひどかったです。登場人物の言葉遣いに軍人らしさがないせいもあって、濱田岳君以外は誰も軍人には見えませんでした。
名前忘れたけど、脇で出てたジャニーズの子とか、軍服でコスプレしたヤンキー小僧にしかみえないもんね。
それはたぶん、監督がマトモな演出をしてないせいですよ。濱田君だけ芝居つけたってこともないでしょうからね。山崎映画はこれまでもそうでしたし、役者さんのせいじゃないような気がします。
まあ、それだけだとただの悪口になってしまうので、具体的にダメなところを指摘しておきます。
まず演出ね。
たとえばミッドウェー海戦のシーン、あるいはガダルカナル空襲前のシーン、いずれも岡田君演ずる主人公宮部が(誰に言うともなく)突然大声でわめきだすシーンがあります。
「無理だ!こんな距離では戦えない!」
とかね。
みっともないからそういうのはやめさせなさい。頭のおかしい人に見えますから。岡田君がいくら男前でも、物には限界があります。
作戦に不備があると思ったら、上官に直接意見具申する(そして殴られる)という風にすれば、もっとこの主人公はマトモな、そして信念のある人物に見えたはずです。
でも、間の抜けた芝居のせいでシーンの緊迫感が台無し。
このシーンに限らず、作品を通じて主人公宮部にはイマイチ感情移入しづらいです。ひとつには登場人物の動機が混乱しているから。
この主人公は当初、家族を守るために絶対生きて帰るのだという信念を持っており、そのため戦友からは臆病者だと罵られます。いちおうそこまではスジが通っていますね。
しかし、田中泯の回想パート(青年時代を新井浩文が演じているパート)で、憔悴した宮部は泣きながら「彼らは死ぬべきでなかった、死ぬべきは自分だった」といって取り乱します。
その心変わりがイマイチ納得いかないのよ。
はじめは家族のために戦友を見殺しにしてもいいと思っていたが、実際に死ぬのを目の当たりにしてほだされたってこと?
じゃあ家族のために生き残るっていう信念はどうなったの?
この場面では残念なことに、前述の言葉遣い問題も悪く影響しています。
作品を通じて一人称を「私」、同僚や部下たちを「彼ら」と呼ぶ宮部は非常によそよそしい人物に見えるからです。
「彼ら」って、日本人はふつう会話では使わないでしょう?
まあ、ナレーションとか小説の地の文ならあり得ますが、会話で三人称複数を「彼ら」っていうような人物はまれですよ。
なぜかというと、「彼ら」という言葉には距離感があるからです。ふつうは主人公がこんな言葉遣いはしないんですよ。こういう言葉遣いをするキャラクターといえば、たとえばイヤミなスカした野郎、他人を上から目線で見ているエリート的黒幕、みたいなのがよくあるところです。
こういうところがね、山崎って監督は無頓着というか、分かってないんだわ。CGだけやってればいい、と思うゆえんですよ。
読んでないんで原作はどうだか知りませんが、映画にするときに直したらいい。
それに加えてこの宮部という人物、やたらに「死ぬべきでない」とか「死ぬべきだった」とかいうんですけど、これもしゃらくさいじゃないですか。
他人の生き死にを勝手に決め付けてんじゃねえよ、この小僧!
くらいのイライラ感が募ります。
まあ、人物を魅力的に描けていれば話は別なんですが、ここまで指摘してきたように、どうもイマイチなんですよね。行動は間抜け、言葉遣いはよそよそしい、しかも言ってることのスジが通らない。
更に言えば台詞をぼそぼそしゃべってて聞き取りづらいとか、悪い要素がいっぱい重なって、どうも主人公に対して感情移入しづらいわけです。
もっと言うと、この場面の岡田君は薬物中毒にしか見えません!
突然人柄が変わったっていうし、ヒロポン中毒かと思った客は多いんじゃないでしょうか。作中には明言されてなかったけど、ビジュアル的にはそうであってもまったくおかしくありませんでした。
だから、岡田君が突然わめき出すと「とうとう壊れちゃった」にしか見えないんですよ。新井浩文もすっごい冷たい目でにらんでるし、画面が寒々しいの。
製作サイドは感動的なシーンのつもりだったのかもしれませんが、この場面はぜんぜんそういう風に機能していません。
要するに、ヘタなんだと思うんですよ。役者に対しては判断を保留しますが、監督がヘタなのは議論の余地なし。ほかの作品だって大体こんな感じですもん。
***
あと、これは原作に由来する問題じゃないかと思いますが、終盤で染谷君と井上真央ちゃんがデキちゃうくだりもイマイチですね。展開にメリハリがない。
まあ話の流れ自体はよくあるものですから、どうとはいいませんよ。お約束なんで。
ただ、一線を越える瞬間というかな、真央ちゃんが染谷君に心を開く、そのきっかけとか事件が何もないから、ただ状況に流されたようにしか見えないわけです。惰性でくっついちゃった、っていう。
そうじゃなくてさ、たとえば娘が高熱を出して、それを救うために豪雨の中を染谷が医者を呼びにいくとか、貴重な薬を入手するためにヤミ市で命を張るとか、そういうイベントが必要だったんじゃないですか?
そうすると真央ちゃんが心を開くっていう展開に説得力が出るし、銃後で待ってる家族を守るっていう作品自体のテーマともリンクするでしょう。
「おっ、染谷ってああ見えて実はオトコじゃん!」が必要だったはずなんですよ。そうでなきゃ夏八木勲とギャップがありすぎるもん。戦国自衛隊だよ?
***
そういう風にいろいろとヘタな映画ではあるんですが、印象としてはそんなに駄作って感じもしないんですね。
それはなぜかというと、ナレーションがすばらしいからです。
この作品は約二時間半ありますが、その八割近くが四つの回想シーンで構成されています。
・導入
・橋爪功の回想
・山本學の回想
・合コン
・田中泯の回想
・夏八木勲の回想
・結末
大雑把に言えばこんな感じですね。
で、この四つの回想パートにはそれぞれ橋爪功なら橋爪功の、山本學なら山本學のナレーションがはいるんですが、このナレーションが皆さんすばらしいんですよ。
少しキツい言い方になりますが、映像や演技がたいした事なくても、ナレーションが超絶的に素晴らしいで、ちゃんとした映画に見えるんですね。
まあ、細かいことを言うと、そのナレーションでも言葉遣いとかちょいちょいおかしいんですけど、そんなの吹き飛ばすくらい見事なんで。
いつも思いますが、新劇出身の役者さんはナレーションとか声の芝居も素晴らしい。
あと、上の四人では田中さんだけ舞踏畑ですが、逆にその異質さというか、きっと本人がそうであろうに違いない「理屈っぽくて面倒くさくて怖いおじいさん」の感じがいいんですね。話の展開と役柄にマッチしてて、これも見事なキャスティングです。
つまり、この作品は「ナレーションでもってる」ということです。
それ以上の上積みがないのは残念ですが、なんとなく「いい話を聞いた」ような気がするのは、ナレーションの力が圧倒的に大きい。
そういう意味で、決して名作とかではないんだけど、頭から全否定するような作品でもないとは思います。
中の下、くらいの感じですね。
原作未読でも楽しめます
戦争映画は大概お涙頂戴で、展開もワンパターンですが、それとはまた違った作品だと感じました。
岡田准一さんの新たな一面を観られて良かった。
井上真央さんも染谷将太さんも素晴らしい。
私が一番泣いたのは岡田准一さんと新井浩文さんのシーン。
二人は対になる関係ですが、それがいい。
また、ラストシーンは深く考えさせられます。
残念なのは三浦春馬さんの演技。
大袈裟というか、なんというか。
大事なシーンではただ叫んでるだけの印象です。
最後の最後でずっこけた。
小説を読んでから鑑賞しました。
少々設定や、話の運び方が原作と違うのは仕方のないことなので、その点は特に思うところなし。
でもやはり、文章で表現していることを台詞なしの映像だけで観ている人に伝えるって、難しいことなんだなぁと思いました。
泣くほど感動しなかったのですが、ジーンときていたところに、戦闘機に乗って宮部おじいちゃんが現代の空に登場。
心の中で思い切りずっこけました。
ストーリー展開は、いわゆる「泣かせる」ものに作られてると思うのですが、いきなりあんなファンタジーな演出が出てきて涙も出ませんでした。
サザンの主題歌にかけて、ホタルをおじいちゃんに見立てるとか、もうちょっと暗に意味する、みたいな表現がよかったなぁ〜と。
好みの問題なんでしょうね。
タイトル詐欺の洗脳映画
ゼロ戦の活躍を描いた作品・・ではなく岡田の心境を描いた作品
当時の日本軍はみなお国の為と決死の覚悟で戦う中、一人生き残る事のみを考える。という設定にも関わらず最後は自殺に等しい事をする。
そしてその行動の動機が全く描かれず謎のままなのは人間ドラマとしても心に残らない。
これは日本映画の共通なのだけど、真珠湾とミッドウェーとラストしか扱われない
この作品も同じ
雷、電の敵救助やキッツ、アスカ救出作戦・・は零戦と関係ないからやらなくといいとしても
ラバウル航空隊は血の滲むような努力で終戦まで生き残った
それを最低でも描いて欲しかった
これを見た人はこう思うだろう
「特攻とか日本の規律とかヤバ過ぎ。戦争嫌だね」
何故戦争になったのか?何故日本がアジアで唯一植民地にされなかったのか
そういった深くそれこそ描けば面白い事が何もないのは見ていて本当につまらない。洗脳映画とさえ言っていい
この映画が売れたのは面白いからではなく、マスコミの宣伝力と岡田の知名度が大きいと言わざる負えない
あと艦これの影響もあるだろう
どこで泣けばいい?
何か中途半端、何が言いたいのかが分からない…私には主人公がただの優柔不断、情緒不安定な人間にしか見えなかった。もしかして、言いたかったのはそこー!?それなら徹底して臆病者で嫌われ者として描いたら良かったんじゃないのかな?そもそも何で義祖父なの?たまたまトラブった飛行機に乗ろうとしてたのが義祖父だったから?でも、その前に特攻隊志願してたよね?臆病者だったのに何で?臆病者が急に特攻隊に志願した理由をもう少し義祖父との交流やぶつかり合いなどの場面とかを加えて欲しかった。語りべを中心に進行していくのは退屈でしょうがない。それならタイタニックみたいな作り方にすれば良いのに…あらゆる国の映画を数多く観てきてやはり日本映画って質が落ちるな〜とつくづく納得いく映画でした。
ちなみに、中学生の娘は映画館で観てますが、メチャメチャ泣けるし感動した!と大絶賛でした。あまり映画を観たことがない、戦争を知らない世代にはウケるんでしょう。私ももちろん戦争は知りませんが、戦争経験者で実兄を戦場で亡くしてる私の父からしたら猛抗議したくなる映画だと思います。
観ておくべき邦画
評判になっているのは耳にしていましたが、過去の戦争モノ邦画は
日本映画界独特のエッセンスがあって昔から興味がありませんでした。
特にWW2の物は浪花節的な演出と大物俳優さん達の出演
そしてTV局が必ず絡んで 「ハズレ無し!絶対泣けます」みたいな
広報展開に食傷気味だったんですね。
という理由からかなりフラットな気持ちで視聴しましたが・・
いや、やられましたね
気がついたら涙が自然と出ていました
テーマがテーマだけに
出演者の皆さんの気迫というか真剣さというか
もう冒頭から引き込まれました
特殊効果も素晴らしいです
そもそもSFXやVFXなんてモノは
どこで使っているのかわからない
という使い方をすべきもので
今までの邦画に関してはとてもチープな物が多いし
軽んじてる製作者が多い中で「永遠の0」は
意図もその効果の大きさもとてもよく理解できます
ただ2点だけ演出上でとても残念だなと
思ったので書き留めておきます
孫の佐伯健太郎(三浦春馬さん)が歩道橋の上で泣く場面
ここは叫びながら泣き崩れるか
それともゼロ戦を目で追いかけて遠くを見つめたまま立ちすくむ
(涙は流さないけど泣いている気持ちを表現する)
この二択だと思います
もう一点
ヤクザの親分、景浦(田中泯さん)が
孫の佐伯健太郎(三浦春馬さん)さんを抱きしめるシーン
ここは景浦の過去を考えてもハグする というのは
ちょっと安易な手法で演出しちゃったかな と
(彼の過去や宮部への想いも考えたら「ハグではない」んですよね)
序盤で井崎 (橋爪功さん)が
せっかく「愛していると言っているのと同じ事なんです」と
直接表現をする時代ではなかったと演出している事
ストーリー上、最も重要な場面である事を考えても
この場面はとても残念です
それ以外に彼の思いを健太郎に表せる
気の利いたもっといい方法が
あったんじゃないかなとと感じました
とは言えアンチエイジにも伝わる手法としては
今時はこんなもんなのかなもしれませんよねぇ・・・
最後に・・・
まず原作を読んでから映画を観て比較してしまう方の意見はアテにしないでいいかと思います。そして期待して(この場合意識的に感動を得ようとする先入観でしょうか)観た方の意見も相当の既成概念に捕らわれているので参考にしないで良いかと思います。
戦争賛美だと思う人や意図がよくわからない
リアリティがないと言う方は
過去の戦争邦画ものを観て頂くと宜しいかと思います
そして、制作会社の方には
海外での公開、そして英語字幕をつけた
DVDの発売を一刻も早くお願いしたいです
誰しもが観ておくべき内容であり
近年稀に見る邦画の名作です
戦争は悪。
岡田くんの演技に圧倒されました。
最後の敵船に向かっていくシーンがしばらく
頭から離れませんでした。
死んでいった隊の人達もどんな思いだったのかを考えただけで切なくて。
そしてこれが本当に日本で世界で起きてきた事実だということが何よりも悲しく居た堪れない気持ちです。
できればハッピーエンドの楽しい映画がいいけどこういう事から目を逸らしちゃだめですよね。
リアルにあの当時、辛い思いをした青年たちの気持ちが描かれていたと思います。
なんなんでしょう??
脚本の稚拙さに涙が出ました。原作は読んでませんが・・
本当の祖父探しが美談のように語られるストーリーですが、最初からバレバレの義祖父に聞けば、ことがすべて解決するって話じゃないですか・・ここを丁寧に描かなければ・・この監督、合成に命かけてストーリーは2の次なんでしょうね・・
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