劇場公開日 2013年12月21日

「うむ、なるほど。」永遠の0 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5うむ、なるほど。

2014年7月28日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

かなり評判が良いので見てみたが、確かに良いとは思う。

岡田准一の演技はジャニーズの域を越えたと思うほど良いですね。まだ彼の演技をダメとか言う人は演技を語る資格はないと思います。

で、作品自体は重く作り上げていて力作というのは感じるし深いが、無駄にVFXを多用してるのはいただけない。

あんなに時間をまわすならドラマをもうちょっと描けるでしょとはどうしても感じてしまう。あとお涙頂戴演出がちょっと気になったかな…

いや、お涙頂戴でもなんでも良いんですが、どうも泣くべき人間がなんか違うなと思います。

主人公と姉は、あんなに泣くべきではない。というか、主に主人公にすべきなのは清子の方だと思います。

原作は未読でもし同じなら否定的にちょっとなりそうだけど清子が主人公で、息子、姉で一緒に調査すれば素直にしっくりきたかな…。

どうも清子が泣く場面ではいろいろな思いがあって納得するけど、息子、姉がいちいち過去、現在の時に泣いてたりするので個人的にはちょっと気になってしまいました。

あと、ツッコミ所が結構あったのも気になる所。

組長の部分は、なんというか監督の演出の下手さを見てしまったかな…

だけど、最後の姿はカッコ良さがあって映像も邦画では結構凄い。

とりあえず、オススメはできる作品です。

ただ、大ヒットした作品だが、見た人は夏八木勲のセリフにちゃんと身にしみたのかな…とは気になりました。

作品に向き合うゆき平