劇場公開日 2013年12月21日

「原作を読んでから」永遠の0 ねこさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0原作を読んでから

2014年2月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

原作を読了してから。
とにかく戦闘機などの情報量が多く読み進めるのに苦労したけれど、映画は情報がすっきりしている分、登場人物に注目できる。
端折りも納得がいく程度だったけれど、やくざ?の飛行兵など登場人物がさらに掘り下げられているので、映画がよかったなら原作も読むのをオススメする。

わたしたちの親の、その親の世代の現実のひとつであり、祖霊に感謝を抱く気持ちになれる。けっして戦争賛美なんてものではない。
むしろ、戦争の凄惨さを嘆く、平和への願いを謳っていると思う。
タイトルが航空機の名前だから、右だプロパガンダだと叫ぶのは、それこそがきな臭い思想なのだ。

「永遠の0」は、主人公、そしてそれを取り巻く時代の人々が家族、継ぐ世代へと残した愛の物語である。

ねこ