劇場公開日 2013年12月21日

「共感出来ず残念でした」永遠の0 Nikyakeさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0共感出来ず残念でした

2014年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

2014年1月5日作品を拝見しました。
こちらでの評価が4.2と評判も良く期待していきました。

結論としては、共感するところ無く残念に感じた映画でした。
一番残念に感じたのは、宮部の気持ちに共感を覚えなかったことです。

「家族である松乃、その子供清子のために何としてでも生きて帰る」という宮部が持つ感情は、”今の時代なら”当然理解出来るものと思いますし、だからこその高評価なのかと推測しました。

でも、どうでしょうか。
多くの若者が当たり前のように特攻を志願した時代背景のなかでは、「お国のため」あるいは、表だって口には出せなかったと想像しますが「自分が一番大切に思う人たちを失いたくない」「愛する家族を守るため」そういう思いで、自ら望んで特攻の道を選んだのではないでしょうか。あの作中の多くの若者のように。

戦争に負けても、生き残りさえすれば家族を守っていける、イチから立ち直れると思えるのは、戦後の日本復興を知っている現代人だから抱くことが可能な感情に思えます。

自分は戦争を経験した世代ではありませんのであくまで想像で書いています。ぜひ、戦争を経験し生き抜いた方からの感想も聞きたいと感じました。

Nikyake