劇場公開日 2013年12月21日

「メッセージ性に特化しすぎてしまった映画」永遠の0 テリー伊藤ハムさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5メッセージ性に特化しすぎてしまった映画

2013年12月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

まず戦争というテーマなんですが、これは鉄板で泣かせられるので僕のハードルは高めに設定されますね。

原作を読んでいないのですが、ずいぶんはしょっている部分が多いのでしょう。やはり伝わってくるものが少ないように感じました。
ずっと死ぬことを拒んできた主人公が、特攻を志願した理由もいまいち説得力にかけてしまっていますね。これだけ売れた小説ですから、原作の内容はもっと深いはずです。

最後の演出は何でしょうか。岡田君が零戦に乗って現代に現れますね。あれはいらないでしょう。最後に笑かしにいくのはいただけませんね。

何か伝えよう伝えようとする気持ちが強くなり過ぎてしまった感じがします。良い映画っていうのは自然と伝わるものですから。百田さんの今後の作品に期待したいですね。

テリー伊藤ハム